心和のラノベ感想

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青春ブタ野郎はナイチンゲールの夢を見ない 感想

青春ブタ野郎ナイチンゲールの夢を見ない


青春ブタ野郎シリーズ第11弾です。現時点でシリーズ最新刊の今巻は、2020年12月に発売されました。表紙は、前回話題に上がった赤城郁実です。さーて、今回の思春期症候群は〜?

あらすじ

書き込んだ夢が正夢になる#夢見るがSNSで流行。赤城は、ボランティア団体を設立する等正義の味方として模範的な生徒でありつつも、行き過ぎた善行もまた周囲からは気味悪がられる部分もあった。そんな赤城は、咲太と関わるとポルターガイストのような症状に襲われる。これは思春期症候群なのか__

感想

正直に言ってしまうと、今巻の感想って難しいです。なぜなら、読んだ後も何が起こったのか咀嚼し切れてない部分があるからです。勿論、タイトルのナイチンゲールは赤城の看護科という部分や、献身的なところから連想はされます(高校時代のあの方も看護科に進んでいたとは驚きでした)。なんですが、結局赤城を襲っていた思春期症候群って何だったのかがよく分かりませんでした。そもそも、思春期症候群の定義があやふやなままここまで来てしまっているので、不思議な現象は全て該当すると見做して良いのかどうか。

パラレルワールドの自分と入れ替わってるだとか、向こうの自分がこちらにメッセージを送って来てるだとか、なんか話がごちゃごちゃして分かりづらかったという印象でした。#夢見るも説明不足感があるように思います。

途中の副題のヒルベルト空間をチラッと調べてみたけど、全く理解出来なかった…

さいごに

今更ですけど、咲太に「ブタ野郎」って言うのは作中で双葉だけなんですよね。そう考えると、双葉が可愛く思えてくる。あとは、恋愛って岡目八目なんだなと。

ラストで、麻衣さんの危険を別世界の咲太が伝えてくるという形で終わりました。パラレルワールドって時間の流れは現実と同じだと思ってるんですが、何の危険なんでしょうね、うーん。霧島透子を探せ、は今回連絡先を入手してるんで大丈夫でしょう。

最近、鴨志田さんのあとがき短いっ!

2021.11.18