この素晴らしい世界に祝福を!スピンオフ この素晴らしい世界に爆焔を! めぐみんのターン 感想

2014.7

 

今回は、このすばスピンオフ1巻です。

めぐみんがカズマに出会う前の紅魔族の村での様子が描かれていました。ちょむすけの正体も判明⁈

ゆんゆんとのライバル関係や、ゆんゆんがぼっちな様子、おかしな村の風習などは本編で触れられていた通りでした笑。めぐみんに妹がいたのはびっくりでしたが、割としっかり者なので違和感は無かったです。

あらすじ

小学校で1位の成績であるめぐみんは、幼い頃の出来事から爆裂魔法の習得を目標に日々励んでいた。しかし、爆裂魔法は習得へのスキルポイントが高いばかりか、会得しても発動出来ない場合があり、発動しても1発しか打てない等、ネタ魔法と蔑まれていた。

めぐみんの父は奇矯な魔道具職人であり、そのせいで貧乏な暮らしを強いられていた。里長の娘で成績2位のゆんゆんとは、弁当を掛けて反則ギリギリな手段も絡めながら勝負するような、言わばライバル的存在であった。

感想

ゆんゆんの紅魔の里での生きづらさが見ていて可哀想だったなぁ…。しかも、憖っかお金持ちで性格も断れないというか、脇の甘さがあるのでそこをつけ込まれるという…。

常識人だからこそ、里のおかしな慣習に付いていけずぼっち化。めぐみんにも食事は集られていましたが、めぐみんは善悪の境界線がきっちりしているので、そこは良き関係だったのかなーと。

めぐみんも少し紅魔っぽさもあるんですが、染まり切ってはいなくて、ゆんゆんほどではないにせよ、友達が多いタイプではなかったようです。

小学校では魔法を覚えたら卒業らしく、魔法を習得するポイントを貯めるのが主。成績上位者だけにスキルポーションを配るのは軽く暗黒ですけど笑。

ただ、めぐみんは上級魔法を取らずに爆裂魔法を取るまで貯めてるんですよね。一緒に卒業したいゆんゆんが、あえて成績を下げてポイントが上回らないよう調整する場面はほほえまーでした。

それに、2人のピンチではゆんゆんが中級魔法に甘んじて取得したことで、めぐみんの爆裂魔法取得の障害を取り除くというファインプレーもありました。

何でピンチに陥ったかというのは、めぐみんの妹のこめっこが悪魔のホーストに無意識に手を貸してしまっていたからでした。里に封印された邪神ウォルバクの復活のパズルを手伝わされていたというか。

確かにこめっこも将来有望な感がありますし、匂わせた分何年後かにホーストを使役して欲しさあるなー。

ウォルバクに関しては、姿を見せずに消滅?というか、恐らく半身がちょむすけに封印?されているから、あんまり力を発揮出来てないんだろうと思います。ちょむすけは本編でも今後伏線なっていきそう。

ゆんゆんが付けたクロという名前が異端視されるのが、紅魔のネームクオリティー

里のニートぶっころりーがそけっとに懸想する話も面白かったです。というか狂気。あの文字サイズ小さくしてバーって文字が並んでるのはラノベっぽい演出で好き。ただ、この恋が上手くいきそうな気配も…?

今回のbest words

我が名はこめっこ!家の留守を預かる者にして紅魔族随一の魔性の妹! (p.96 こめっこ)

あとがき

"こめっこ"という名前が頭から離れない…笑。

めぐみんが憧れたのって、リッチーになる前のウィズさんなんじゃないかなーと思ってます。爆裂魔法を使える人なんてそうそういないだろうし。だとすると、デストロイヤー戦で共演してるんだよなぁ。駄目な魔道具買ってるのもウィズさんでは…。