この素晴らしい世界に祝福を!4 鈍ら四重奏〜ナマクラカルテット〜 感想

2014.5

 

今回は、このすば4巻です。

水の都と温泉地とアクシズ教徒と魔王軍幹部といった要素が入った回でした。初めてのアクセルからの遠征!

あらすじ

借金を完済し、構想していた商売も上手くいきそうと分かった途端、冒険者への意欲を失ったカズマ。しかし、自分が1番レベルが低いと気付いた事で、セナが持ってきたクエストへと赴く事に。

先のクエストで再度死亡し、アクアによって蘇生されたカズマはより安住を願う。そこへ、めぐみんは水と温泉の都アルカンレティアへの湯治を提案するのだった。

感想

これまでアクシズ教のやばさを伝聞でしか知らなかったですが、今回でその悪徳宗教じみた強引な勧誘が随所に見られました笑。一方で、信者の為にいつもよりまともなアクアの姿もありました。

それから、ダクネスが貴族だと分かった後もカズマらは対応を変えずにいて、それは良い事であるんですが、困ったら貴族の権力を振り翳す手段にされてたのも面白かったです。

そんなダクネスは、アクシズ教徒が蔓延るアルカンレティアで酷い仕打ちや罵倒を喜んでいたので、案外街との相性は良かったみたいです。ストーリー的には便利な性格してる。

序盤は、前回からの続きと遠征に行くまでが少し描かれていたのですが、カズマは異世界2度目の死もありました。姫様ランナーの群れの討伐の途中に木から落ちて。

それから、前々からカズマが言っていた商売の件はバニルが来た事で、現実味を帯びてきていました。小手調べに炬燵の特許を売るという話も。それがかなり儲かるという事で、堕落しそうになってた訳ですね笑。

バニルの商売は適性なようで、ウィズが不要な物を仕入れて赤字経営になるのに手を焼いている模様。そんな流れで、ウィズをカズマらの遠征に押し付ける形になってました。

道中の馬車での戦闘とマッチポンプだったと判明するのはいつも通りの流れ。

アルカンレティアでは、魔王軍幹部のハンスが源泉に毒を混入させるという破壊工作を行なっていました。最初は関わり合いになりたくないカズマでしたが、結局はその願いは叶わず巻き込まれる結果に。

デッドリーポイズンスライムの変異種と言われたハンスに対して、最初は威勢が良かったカズマが、徐々にその強さを聞いた事で逃げ腰になる展開も面白かったです。

ハンスと元同僚のウィズや、めぐみんの爆裂魔法、アクアの浄化によって討伐は完了。またカズマのレベルへの関与はそんなないのでは…と思いますが、まぁカズマの仕事は指揮とまとめ役みたいな所があるから良いのかな。

アクアが浄化し過ぎて、毒から守っても温泉がただの水となり、プラマイゼロになるのもいつも通り。ただ、街の裏側ではアクアが本物の女神認定されてるっぽい…?

カズマの新しいKATANAちゅんちゅん丸は活躍なし!

今回のbest words

やはりな!私の目に狂いはなかった!日頃この男から感じるあのエロい視線!あんな欲望に塗れた男が、混浴にいないはずがない! (p.172 ダクネス)

あとがき

避妊具を膨らますヒロインの挿絵とは中々に大胆…。

聖剣エクスカリバー↓って文字を書いた時は、めぐみん達はどこまでカズマの体を見たのでしょーか。