心和のラノベ感想

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リバーズ・エンド4 over the distance 感想

リバーズ・エンド4 2003.2

 

今回は、リバーズ・エンド4巻です。

自分は3巻を読んですぐに読んでいるので良いんですが、何ヶ月か待った上で今巻を読むと少しマンネリ感があったんじゃないかなぁとも思いました。とは言え、次回が最終巻なので伏線を撒いたとも言えなくもないかな?

あらすじ

孝弘は一命を取り留める。責任を感じていた弥生は安堵するも、弥生が好意を寄せる相手は茂であった。また、同じくして七海は拓己への恋心に気付くのだった。

全員参加の検査も増え、復帰した孝弘も加えて敵であるとされるバグスを屠っていく。その勢いに柚木も脱帽する。そんな時、唯がようやく目を覚ます。

感想

まず口絵を見た時に、そういやスクールの生徒達って名前に数字が入ってるじゃんと気付く。一方で、拓己と唯には入っていない。それに、途中で10番までリンクする?枠があるのに欠番がいるらしいことも分かる。確かに、人類の危機が掛かってるにしては生徒が少な過ぎる気もするけど、何か意味があるんでしょうか。

さて、今回の内容ですが、孝弘の生存、弥生と七海の恋心、遥の変化、ラストでの唯の目覚めといった所がポイントだったと思います。伊地知さんらの目的は依然分からないままだったものの、生徒7人の検査が人類の命運を握っているらしいことは分かりました。

うーん、何もしないとバグスが人類を滅亡させるけども、未来のバグスを取り除く事で過去の人類を救う的な話?なんでしょうか。すると、伊地知さん未来人説になるけど笑。

まず、孝弘が生きてて良かったです。ですが、弥生が好きなのが茂というのには驚きました。恐らくスクールでの生活の中で芽生えたのだとは思いますが、きっかけは気になります。また茂は、好意を受けて弥生を好きになったようで、孝弘の思い切った行動には嫉妬というか羨望のようなものがある様子。

七海に関しては、まぁ薄々そんな気はしてましたね。というか、読んでて可愛いと思えたという事は、主人公にそれだけアピールしてるって事ですし。唯という絶対的ヒロインがいると勝負は厳しいですが…。それに、自分が狡いと感じ取れる聡さがあるので、身を引いてしまいそうな気もします(しかも拓己が気付かないまま)。

遥については、伊地知さん命令よりも仲間を想う気持ちが強くなりかけている感じでした。色々他の生徒が知らない情報も持ってそうですが、それがどこまでかは不明。監視と報告が主な任務なんですかね。

唯の目覚めで状況がどう変わるのか楽しみです。唯も含めたスクールの面々の交流なんかも面白そう。次回はそんな余裕なさそうだけども。

今回のbest words

ほんと、孝弘って孝弘なのねえ (p.81 遥)

あとがき

そろそろ謎が徐々に明らかになるかと思いましたが、そうでもなく、色々と残っている気がするので次回だけでは足りない気がします…。まぁ、本筋はやってくれるそうなので、そこは期待ですね。