心和のラノベ感想

1ヶ月15冊読了目標!

陽キャになった俺の青春至上主義2 感想

陽キャになった俺の青春至上主義2

 

今回は、陽キャになった俺の青春至上主義2巻です。

カエラが表紙の夏休み回。海を兼ねた旅行バイトに行く話でしたが、古き良きラノベらしさ満開で、会話も小ネタ満載で面白いのに加えて、それぞれのらしさも垣間見れたので、満足でした!

あらすじ

夏休みを迎えた一行は、カエラの親戚が営む海沿いの大洗の旅館に、2泊3日の旅行バイトとして行くことに。橋汰はカエラとの距離を縮める事を胸に誓いながらも、遊々にはファッション陽キャ計画、うたみんにはイキらない計画、龍虎にはメスガキ化計画を課しながら、エンジョイしていた。

しかし、旅館に泊まりに来た団体客の女子サッカー部の中に、見知った顔を見つけたカエラは、普段とは違う様子であった。「そんなアタシは…陰キャって言われる方が、羨ましいこともあるけどなぁ」とごちるカエラの真意とは。

感想

面白かったです。とにかく会話が賑やかで、パワーワードが大量に出てくるので全く飽きずに読むことができました。ギャグセンスが高過ぎっぴ。

表紙も良いし、ゆるい感じも含めてラノベだなぁと思う一方で、1つの巻としての纏め方や展開の仕方もとても自然で、そこも良かったです。大枠ではカエラ回ではあるものの、他のメンバー達の良い所もふんだんに出ていて。

本当に自然に、橋汰+1という構図が出来上がっていて、またそれぞれのキャラと橋汰の掛け合いが面白かった。遊々は相変わらずえへえへ言っていたし、カエラの親戚の姉御肌な女将を見習って、多少は凛々しく成長していたようで。ま、橋汰の前では駄目みたいですが笑。

うたみんも、カマドウマ相手にさえイキってしまっていたものの、旅行中2回までで耐えてました(結構グレーではあった)。3回まで怺えれば橋汰と夏祭りに行くという約束もまたいじらしい訳ですが笑。うたみん辛辣ラーメン食べたみ。

龍虎は、相変わらずメスガキ道を極めながら、自分らしさを追求していました。真田さん相手にギリギリ会話出来てたので、これもまた成長か。勿論、水着はラッシュガードでした。

一応、徒然も馬鈴薯のように働くという流行語を生み出したり、陽キャ陰キャ関係なく一律に見る考えや、カエラのサッカー下手くそという有用な情報を齎していたので、やはり良い活躍でした。でも、徒然はイソメ触れるっしょ。

そして、メインのカエラについては、中学時代にサッカー部を辞めた件について明らかになりました。男優遇な状況の告発をしたものの、対立を招いてしまって責任を取って辞めたと。これが、友達の為だったというのがいかにもカエラらしい。

太陽みたいと言われるカエラですが、陽キャだからこう動くみたいなことに違和感を覚えていたようで、分け隔てないとは言え陰キャ側の気持ちも知って、行動出来るようになりたいというような悩みみたいです。橋汰にとっては、陰キャを通ってきた経験から、これはチャンスのようにも思えますね。

イマジナリー小森先生が便利過ぎる件について。オチまで完璧!

今回のbest words

ふざけんな!ショットガンシャッフルはカードを傷めるだろうが! (p.119 徒然)

あとがき

読み易くてとても良かったです。ギャグ満載でテンポが良くて軽くてのほほんと出来るのがラノベの醍醐味なんだなーって思いました。重い話もたまには良いけれども。

ょぁぇゅ……