今回は、マグダラで眠れ7巻です。
展開が分かりづらいんですが、また苦難に見舞われながら錬金術師らしく奇跡を起こして状況を打開していく感じでした。少女は書架の海で眠るの大人版フィルが出てきたのはびっくりでした。ちゃんと書籍商してるぅ。
あらすじ
一行は、異端審問官コレド・アブレアが最後に消息を絶った町アッバスを訪れる。そこで書籍商のフィルと出会い、天使の伝説について情報を共有し、旧アッバスが一夜にして消失したという話を聞く。
消失のメカニズムの解明の為、クースラらは製錬をしていく中で製法を見つけていく。しかし、そこで密偵の裏切りにより毒を盛られてしまう。
感想
クースラにとってのマグダラが、フェネシス含めて4人で団欒することになっていた、というのが話の肝ですかね。まぁ、クースラの眠らない錬金術師という異名の時代のことがあまり描かれていない分、元々クースラってこんな奴なんだって気もしてしまいますが。
そして、今回感情的に丸くなってしまったからこそ、警戒を怠っての毒を盛られる展開で、白い熊の肝を食わされたらしく。肌にダメージはあったものの致死性ではなかったようで、知識の持ち逃げをされそうなところで、もう1つ先の発見をしたことで、立場を逆転させて生き残れたと。
次回は、消失したアッバスの元へ行っての調査と、引き続きの空を飛ぶことの追求?となって、よりフェネシスの同類の謎に踏み入っていきそうですが、8巻が現状で最新刊なんですよねぇ…。
今回のbest words
猫でも愛でるさ (p.368 クースラ)
あとがき
生き急ぐだけではなくて、自分の守りたいものや欲しいものを手にして、それをゆっくり噛み締めるのも大事なんだなと思いました。
にしても、うーん面白さに欠ける…。