今回は、俺妹16黒猫if下巻です。
内容としては、既視感があるというか本編でやったことの振り返りに近かったと思います。あとは、色々伏線回収とかそんな感じ。
あらすじ
「これより我が"理想郷計画(アルカディア・プラン)"を伝えるわ」
もとい夏休みの計画を"運命の記述(デスティニー・レコード)"に沿って立てることに。
それから、五更家に挨拶に行ったり、沙織の後押しで遊園地に行ったり、お互いのやりたいことをこなしていく。
桐乃が一旦留学から戻ってきたものの、黒猫は桐乃の思いに気付いてしまう。そして迎えた花火大会で……。
感想
こんなことあったなぁと思い出しながら懐かしみながら読めた一方で、目新しさが少なかった所は少し残念だったかなー。大体は、本編と同様で、ターニングポイントはあの花火大会での黒猫が別れを切り出すシーンで。
_あんたなら、『お義姉ちゃん』って呼んでやってもいいよ。ってセリフが強過ぎる。
また、馬鹿を莫迦、嫌を厭と表記するのが黒猫の個性だなと感じる訳ですが、その他厨二病だとかある中で、意外と繊細というか思っていることを普段表に出さない感じが黒猫らしいのかなと思います。あとは、実は家庭的な所も。奥床しいからこそ甘々感が出づらいってのと、自分から身を引こうとする所は友達想いでもありますね。
1日1枚『恋人とやりたいこと』を書いて相手に渡して、2人でそれをやるっていうデート形式は良いですねー。義妹生活のすり合わせを彷彿とさせる。
今回明かされた(気付かされた)ことは、沙織の名字が槇島だから前回の島と関係ありそうだとか、五更珠希は瑠璃の末の妹だとか、祖母が占い師だとか。3代目黒猫が璃乃で、2代目はたま○ん先生だったとか。それから、エピローグで部長がゲーム会社の社長になってたり、真壁が瀬菜とくっついてたりって、これは本編でも言及されてたっけかな…。
京介の長男の京真は、妹好きの素質がありそうでした…。
今回のbest words
マザー牧場を莫迦にしないで頂戴。とてもいいところよ (p.197 黒猫)
あとがき
やはりもう少し焦れったいような甘々シーンが見たかったかなーというのが正直な所です。にしても、五更家絡みは登場キャラが多くなるなぁ笑。