今回は、俺妹14あやせif下巻です。
表紙はウェディングドレス姿あやせ。本当にあり得たかも知れない未来だったし、桐乃とのバトルもあって良かったです。
あらすじ
晴れてあやせと付き合うことになった京介は、最大限に浮かれていた。映画に行ったり、水着を買いに付き合ったり、海に行ったりとイベントをこなしていく。
2人は桐乃への報告を後回しにしていたが、加奈子の介入によって桐乃はあやせに彼氏ができたことを知り…。
感想
しっかり最後までやってくれました。キスシーンも。流石にラノベなので、月日は経ち…みたいな感じでしたが、2人の子供のちとせまで出ていて、これがまたロリあやせって感じで可愛い。所々ギャルゲーのような選択肢でもって分岐するような演出になっていて、まさにこういう未来もあるんだなという。人生はエロゲに通ず。
それから、あやせの重い愛が随所に出ていて面白かったです。京介の部屋に監視カメラを付けようとしたり、桐乃のセリフを普段は暗記してるとか、メッセージを10分置きに送ったり笑。これを真面目に本気で言ってるから余計タチが悪いんですが、可愛いから許しちゃう。意外と恋には積極的な所も○。
桐乃ルートに行かない為には強い意思力が必要なんだなとも思いました。やはり伊達にメインヒロインじゃない。あやせルートの桐乃は姪っ子を溺愛する叔母さんで、こういうのもありそうだし悪くないなと。まぁ本編ではあやせが泣いていたので、あやせifという形で報われた姿を見ると、こちらも嬉しくなりますね!
桐乃の「もしあたしが妹じゃなかったら_」と投げかける質問が最後の砦って感じで強い。
今回のbest words
あなたが視た未来で、わたしの夫は生きていたんでしょう?それが根拠です (p.78 あやせ)
あとがき
安定のテンポの良さと面白いやり取りやイベントで、やっぱり伏見さんの作品好きだなぁと再認識しています。
次回の黒猫も良いキャラしてるから楽しみだなー。そういや、エピローグでしれっと出てきた五更珠希先生って…?