
今回は、デアラアンコール11巻です。
表紙に澪が登場し、書き下ろしにも澪と真士の話が入っていて、ここまで来たか…と感慨深かったです。まだ未収録の短編があるようなので、表紙はどうあれまた刊行して欲しいですね!
感想
〜十香グラデュエーション〜
再会後の細やかな十香の為の卒業式と、大学の特別試験についての話。
マリアと折紙によって勉学方面の魔改造がありながらも、鍍金が剥がれかけている十香が面白かったです。彩戸大学はラタトスクの介入でも入学は出来ず、特別入試として筆記試験と面接を受験。
カンニングアイテムの使用を推奨されながらも、自力で挑み、学長に人間性を評価されてか、晴れて士道らと同じ大学に通えるようになったと。
卒業式の方も、体育館に大勢が集まって1人の為に盛大に。これは十香ルートだ。
〜八舞トライアド〜
風待八舞とゲーセンデートをする話。
元々は八舞姉妹と行く予定だったものの、現れたのはパーフェクト八舞で。因みに、今回出てきた方は合体した場合の八舞であり、人間時代の八舞とは別とのこと。
何分パーフェクトな為、プロポーションからゲームの腕前まで何をやらせても完璧超人。夢オチなので、八舞と八舞姉妹が同時に存在してバトル展開も。
士道は耶俱矢語検定を習熟しかけてるのが流石でした。
〜五河パートナー〜
タマちゃんの結婚式で、精霊達が士道と結婚したらと妄想する話。
しっかり全員分あって、こうなりそうだな〜という感じで面白かったです。
四糸乃の少し大人な新妻感、ゲームをしながら不意の好きでげふげふする七罪、キラキラネームを考える耶俱矢、六喰と田舎暮らし、子沢山な折紙、主夫と十香などなど。
割とメシスタントからの甘える二亜もグッときました。狂三の裸エプロンは本人の空想ではないっぽい。
〜七罪エレクション〜
七罪が推薦で生徒会長選挙に立候補されてしまう話。
七罪は策士策に溺れるタイプという事で、落選の為に活動しながらも、最終的に本当に生徒会長の座に。四糸乃とか六喰とかも加入して凄い生徒会に…?となると、続編もあり得る。
因みに、推薦したのは花音でしたが、出来心だった為に責める事も出来ず。有力候補の城之崎都先輩は、同票だったものの結果的には副会長に。
なっつやんのイラスト好き。
〜精霊ストレンジャー〜
荒廃した地を狂三と士道が旅をする話。
かと思いきや、並行世界でビーストとなった十香(士道に変装)が狂三と共に〈刻々帝〉を使用する為に霊脈を探している話でした。これは22巻を補完する内容だったので、もう少し見てみたいですね。
最初こそ世紀末感が漂い、シェルターで隠れて暮らす人々の元を放浪する話だと思いましたが、十香が天宮市周辺をめちゃめちゃにした後だったと。
そこでは精霊教団なる組織が跋扈していて、いつも通りDEMの残党が幅を利かせていたという展開で、勿論2人にとっては赤子の手を捻るようなものでした。
どうせやり直される世界だとは言え、夏原早穂ちゃんらを助けようとするお人好しさこそ狂三らしい。というか、大人な狂三もふつくしい。
〜澪オリジン〜
澪が真士と同じ高校に体験入学する話。
当時はラタトスクのように斡旋してくれる組織もなく、情に熱い先制に空間震で記憶喪失の少女が〜という作り話で何とか実現。因みに、発案は真那。
まぁ、とにかく澪には何をやらせても一流であり、真士は無防備な澪を見てはタジタジするのみって感じでした。
士道が通っていた来禅高校の由来は、真士が通う来宮高校と禅和高校の合併からこの時に付けられた模様。一時は統廃合の憂き目に遭いそうでしたが、澪と真士が対決に勝利した事で回避。
ただ、禅和高校の綾小路将信の不器用な慈悲も大きかったようです。この人ぜってー花音や花梨の先祖じゃん笑。将信との剣道対決に勝てたのは、澪がガブリエルの能力を使用したからだろうなぁ。
服飾部の体験入部で澪にウェディングドレスを着せられて良かった!
今回のbest words
──目指せ、アメリカンフットボール (p.152 折紙)
あとがき
口絵の掌編で、そう言えば確かに狂三に自分の意思で空間震を起こすやつあったなーと思い出しました笑。
短編から派生してまだまだ作品を続けられそうなのが凄い!