
今回は、ダンまち20巻です。
学区編の完結巻ではあるのですが、まだこの世界の真実を知ったばかりであり、さらにはラストのゾッとする終わり方。こんなのソード・オラトリア読まなきゃってなりますよ…。
にしても、20巻というまた1つの大台を迎えた今作。ベルは故郷を出て、1年くらいでレベル5に到達するというスピード感とは言え、逆に言えばここまで20巻を費やすとは濃密ですね。
あらすじ
学区の派閥体験として、一時的にヘスティア・ファミリアに加わったニイナは、早速29階層へのアタックに随伴していた。リューさんの加入もあって難なく踏破する一方で、ニイナは貴重な治療師の戦力としてだけでなく、春姫の階位昇華の時間を延長する力を有していた。
そんな中、ギルドと学区は最硬金属徴収を巡って諍いを起こし、学区はインターンの中止を宣言してしまう。そこで、神々は都市競技祭典として優劣を決めるよう号砲を放つのだった。
感想
序盤こそ読みづらさはありましたが、神会辺りでダンまちらしいノリが展開され、最後のレオン先生の試練へと繋ぐ展開は巧かったです。
まぁ、ベルが主体の物語なのでロキファミリアやフレイヤファミリアの強者を除外する必要があるのですが、それは外伝の方を読んでねという事で。
一応今回の内容を纏めておくと、ニイナが超有望株であること、ギルドと学区の対立を神々が仲裁したこと、ベルはレオン先生とニイナと野外調査に出て、外の真実と英雄が待望される訳を知るといった所でしょうか。
まず、ニイナについてはヒーラーとしてヘスティアファミリアにそもそも必要な存在であり、ポーション費が浮いてリリはニッコニコでした笑。加えて、春姫の能力時間を引き延ばす事も可能とあって、喉から手が出る存在に。ベルをラピ君と呼べる唯一のヒロイン。
そんな状況下で、ギルドと学区で軋轢が発生。これについては、ギルドが学区に対し最硬金属の徴収を命じたかららしい。学区がオリハルコンをそんなに保有している?とか、何故ギルドがそんな傲慢な態度を?と疑問はありましたが、後者は力関係なのかウラノスの指示だったのか。
因みに、ギルドがオリハルコンを求める理由は、前回も少し話に出ていたダンジョンのエレベーター造設計画を進める為の模様。なおさら穏便に交渉すれば良いのでは…という気もしますが、そこでヘルメスを中心にバトルで決めれば?となっていくと。
そんな中で、ベルはレオン先生らと壁外調査。この書き方をすると、進撃の巨人感が出ますが、まさにそんな感じでした。オラリオが1番過酷だと思っていたら、街の外(北方向)に強いモンスターが沢山いたという。井の中の蛙大海を知らずか。
ただまぁ、ダンジョンの深層はもっとやばそう…というのが今回の引きなので、比較は出来ませんが、学区にいたレオン先生は予想通りレベル7でした。
これも、元々ゼウスとヘラの時代からオッタル他と鎬を削ってきたからという事情もあるにはありますが、オラリオの外でレベル7がいたというのは衝撃でした。長身だけど、ハーフドワーフの親から出生。
当時の英雄達はそれはもう悪童というか、力が無ければ蹴散らされるだけといった凄絶な時代だったようで、でも、レオンが先生となり人格者となって、英雄とは何か等を教えているというのは感慨深かったです。先生って良い職業だなと思ってしまった。
そして、ベル達が向かった北には三大クエストの最後、竜が風印されているという事実が判明。その取り巻きの竜だけでも脅威であり、争ってる場合じゃないよね、というも今回の主旨の1つだったように思います。英雄は1人だけの必要はなく、みんなと協力していこうと。
都市競技祭典については、2-2で迎えた最後、ベルvsレオン先生という展開になったのは熱かったです。それで、戦いの最中に取り巻きの竜が現れ、ベルが討伐する事で、争っている場合ではないという雰囲気を醸成、一件落着という流れ(レオン先生の計画通り)。
レオン先生の戦闘スタイルは、1〜12の武器を戦闘の中で破壊される事で段階的に自身が強化されるというものらしく、最後までいけばオッタルの獣化を越えそうとの事。
ラストで、ロキ・ファミリア壊滅の報せがあって、深層で何があったのか。今回も稽古してくれたアイズさんが無事であれば良いのですが…。
今回のbest words
……ち、ちなみにヒューマンと半亜人でも子供は作れるからっ!たっ、たとえば半妖精と結婚すればっ、ヒューマンの子供が生まれるのは二分の一!半妖精も二分の一‼︎ (p.200 ニイナ)
→ニイナのさりげないアピール可愛い
あとがき
毎度、筆者のあとがき少し泣ける話入れてくるのずるい。
シル何某は略せてないからね?笑