今回は、デアラ2巻です。
第2の精霊、四糸乃が登場しました。か弱い女の子というイメージ。ただ、今回1番目立っていたのは鳶一折紙と言わざるを得ないであろう…笑。
あらすじ
十香が士道のクラスに転校して来た。精霊の反応がほぼ消えた十香に手を出せない折紙であったが、士道を巡ってよく激突していた。
そんな時、士道は静粛現界した四糸乃に出会う。中々自身の言葉で話せない四糸乃は、左手のパペットよしのんを介して饒舌に話す。その後、〈ハーミット〉としてASTに追われる四糸乃を見掛けた士道は、相手を攻撃しない優しさを持つ四糸乃を救うべく立ち上がる。
感想
最初の一文のインパクトが強くて笑いました。初対面では殺されそうになった十香が、クッキィというのを作ったぞ!ですから笑。半月2巻並みに好きな始まり方です。
さておき、今回は攻撃性が無く、相手を傷つけるのを恐れる気弱だけど優しい四糸乃を助ける話でした。パペットを使う時は二重人格のようなものらしい。雨や雪を使用し、天使は〈氷結傀儡〉というウサギで、それを操る戦闘スタイル。
例によって、ギャルゲー要素を絡めながら親交を深めていく展開でしたが、二重人格相手の心を開かせるのは中々難儀してました。が、無くしたパペットを届け、殻に籠った四糸乃に身体を張って向かって行った事で、最後は能力の封印に成功。
一方、十香の動きとしては士道への嫉妬の感情が大きく出ていました。こういうのは今後増えていくことが予想されるのが辛い所でもある。
序盤は、訓練と称して十香と一つ屋根の下で暮らすシーンもあり、ラッキースケベも多数ありました笑。
次回以降は家の隣に出来た精霊用の住居に身を置くことになりそうです。しかし、この作品の突貫工事の類の設定どうなってるんだ…?
そして、もう1人のヒロイン折紙とは、パペットを拾った折紙から奪取する事を目的に(名目上はお話するため)、一人暮らしの住まいを訪れるシーンがありました。
これがまぁ、面白くて折紙の可愛さも出ていてとても良かったです。折紙って、ハルヒの長門有希の属性に似ていると感じます。が、かなり積極的な面もある。
士道が友人と話していたメイド萌えを聞いて、ちゃっかりメイド服で出迎えるとか、精力剤を飲ませるとか、ダブルベッドを用意してたりとか、うん凄い積極的でした笑。
ASTとして精霊を倒すことは、全くもって正論なのもまた難しいなーと思わされました。ただ、このやり取りを以ってして折紙は下の名前を士道に呼んでもらう事に成功。
その他、士道や琴里が精霊なのでは…という伏線なんかもあって、今後も楽しみになりました。十香が士道に他人にキスをするなと言った件は守るの難しいだろうな…。
今回のbest words
シドー!クッキィというのを作ったぞ! (p.4 十香)
あとがき
川原礫さんの帯コメ大当たりですやん!
士道に別の妹が登場?という事で、次回も気になります!