今回は、デアラ4巻です。
何も知らずに4巻の表紙を見た人は盛大なネタバレを食らうかと思いますが、一応第四の精霊、琴里回。
狂三はひとまず脇に置いて、琴里をデレさせる過程で5年前に何が起きたのか、黒い髪留めの出自など色々明かされました。
あらすじ
狂三の襲来は琴里が精霊として介入した事で、狂三は一時撤退し落ち着きを見せる。しかし、精霊の力を行使した事で琴里の体に負荷が掛かり、助ける為には士道が力を封印させるしかないという。
十香と四糸乃、折紙との水着購入を終え、琴里をプールに誘う士道。琴里を欠くラタトスクの指示をこなすも、どこか余所余所しい態度が続く中、琴里が無理をしてデートに来た事を知り、士道は気合いを入れ直すのだった。
感想
難攻不落というか、そもそもラタトクスの存在を知っている琴里をデレさせるのは一筋縄ではいかないと思いきや、ずっとお兄ちゃん大好きゲージが振り切れていたというのが今回のオチでした。フッ、妹も良いものだな…(誰?)
その他、5年前の出来事がキスを通じて思い出したりもあって、琴里が元々精霊だったのではなく、そこに何らかの存在がいて、その力が琴里に宿らされ〈イフリート〉となったと判明しました。
と同時に、5年前の火事は琴里の意思とは関係なく起こったものであり、その何らかの存在の目的は不明なものの、折紙との因縁も不慮のものという判定に。
DEM製の新兵器を纏って、人民が避難する前に怒りのまま琴里に襲いかかった折紙ですが、そうは言っても納得はしてないんだろうなぁ。
折紙と言えば、狂三との戦闘での入院時に士道に無理におんぶを要望したり、官能的に体温計を測って貰うシーンも面白かったです。水着は、十香と共に四糸乃に敗北。
あと、5年前の琴里の誕生日に士道がプレゼントしたのが、黒いリボンでした。これを付けている時は強くなれるという暗示があるとのこと。
それから、士道の回復能力も元々はイフリートの能力らしい。この調子で士道が精霊を封印していくと、ドラゴンボールと言えば良いのか、NARUTOの尾獣と言えば良いのか、強くなるんだか、何かが起こるんだかすると思えて楽しみでもあります。
狂三については、能力の使用の為に時間を得る必要があって、それが人殺しに繋がっている模様。30年前に最初の精霊が現れたらしく、そこに何か重大な秘密がある?
今回のbest words
その……膨らみかけの胸が特にたまんないな (p.183 士道)
→ア、アウトー!
あとがき
琴里さん、突慳貪かと思いきやラタトスクの下部のメンバーすら覚えてるの偉い。そりゃ、太字で部下から讃えられる訳だ笑。
デアラの口絵は中々に攻めてて…良きですな。