天使の3P!×8 感想 ★★★

2016.10

今回は、天使の3P!8巻です。

また短編集かと思わせるような、章毎でがらっと話が変わる構成になっていましたが、あとがきに拠ると、作品の雰囲気的に敢えてそういう風にしたとの事。

正月にバレンタインデー、新潟へのスキー旅行などシリアス感はほぼなくギャグコメディっぽくなってきました!

あらすじ

正月を迎え、みんなで初詣に出掛ける。着物に身を包む小学生達であったが、下着を着るか着ないかで論争になり…。

昴はくるみから甘いものの摂取を禁止される。一方、リトルウイングではバレンタインデーの話で持ちきりとなるが、希美らの揶揄いで桜花は、昴にチョコレートは渡さない!と宣言してしまう。

和光さんが万馬券を当てた資金で、苗場のスキー場に行く事になった面々。潤は心無しか不安を募らせてる様子で…。

感想

随所でストレートな押しに弱い希美が可愛かったです。響と一緒にイギリスに行く話をいつか見たいですねぇ。

さて、今回は前書きで書いた通り、短編集のようにぶつ切りのストーリーの連続で、ハプニング続きでした。最後に、響が将来の事で悩むシーンがあったものの、大体はコメディ色強め。少しマンネリ感もあるんですけどね…。

初詣では、前職が祀られる対象だった霧夢が神社に行くのは面白かったです。108種類の御神籤はもう適当過ぎて暴走してました笑。味玉ラーメンて。

それから、双龍島に向けてリモート通話もあって、向こうの神事の羽子板みたいな事もしていましたが、終始パンツ穿いてるかどうかの話題でした。

バレンタインデー絡みの話では、響が桜花にチョコを送ってもらえるよう奮闘する様子が描かれていました。こちらでも桜花の空回りから下着の話となり、下着店の店員から邪推され弄ばれる形に。

響が桜花の胸囲を測る事になるシーンは中々ドキドキしましたね。

スキー旅行については、そういや金欠気味なリトルウイングの面々が旅行となると、こういうルートで資金を得た理由を作らないといけないんだなーと思ったり。

というか、今更だけどリトルウイングって子供4人だけしかいないの少な過ぎでは…。取り壊す予定だったから人数減らしたとかなんかな。一応は宗教法人らしいけど。

話を戻して、和光さんの依頼で引退した馬の面倒も兼ねてのスキー旅行。運はプラマイゼロというのは説得力ある。ザンネ=ンビ=ジーン殿下ご一行様は悪ふざけが過ぎるぜ。

話の中で明かされる事はなかったですが、潤が終始怖がっていたのは、雪山の遭難が出自に関係あったからなのかなーとも感じました。ちょい吹雪いただけで、全く危うげはなかったですが。

ここでのハプニングは、潤だったり桜花が間違えて男湯の方にやって来てしまうというものでした。ベタ過ぎる。

行きの新幹線でお弁当をあーんし合う様子は微笑ましかったです。

あとは、『悩』の字を小さい子がツメをごみ箱に捨てている様子と解釈するくるみさんも面白かったです笑。

すっごいどうでも良い話だけども、天使の3P!の感想書いてて、響の事をたまに昴と書き間違えがちになる…。

今回のbest words

人生相談!お兄ちゃんが、妹に、人生相談! (p.219 くるみ)

→俺妹の逆!

あとがき

前々から思ってたけど、"お言葉に甘える"って言い回しが頻出するのが気になる。言い換えの表現ないのかしら。

因みに、シースターン地方は実在するらしい。