心和のラノベ感想

1ヶ月15冊読了目標!

魔法少女さんだいめっ☆ 感想

魔法少女さんだいめっ☆


今回は、魔法少女さんだいめっ☆です。

第12回小学館ライトノベル大賞ガガガ賞受賞作で、結婚が前提のラブコメ(がのラブ)作者の栗ノ原草介さんのデビュー作。がのラブが面白かったので前作も読んでいきます。

本当は刊行順に読んでいくべきだったんですが、仕方ないね。

あらすじ

風奉ハルの母(遥奈)は、宇宙から地球を侵略しにやって来る悪魔と戦う魔法少女である。ハルは、良い年してアイドルのような母をイタいと感じ、魔法少女を毛嫌いしていた。

しかし、引退を勧めた結果、気付くと自分が魔法少女となっていた。別の魔法少女を探していると、入学式で魔法少女を愛してやまない夢見草満咲と出会う。

満咲を候補として据えるも、満咲には圧倒的に魔法少女の才能が欠落していた。鍛錬を続けていく一方で、悪魔のコロネを崇拝していた夜桜散華は悪魔に弟子入りをしていた。

感想

面白かったです。はちゃめちゃなコメディテイストだけれども、ラブの部分もあるし、教訓めいた部分もあって。1番驚いたのは、露骨な野球推しでしたが笑。栗ノ原さん野球好きなんだろうなぁ。

魔法少女ものと言うと、まどマギとかまちカドまぞくが個人的には思い浮かぶんですが、内容としては、えんどろ〜!とか邪神ちゃんとかそんな感じかな。敵役がチンチクリンになってたり、貧乏生活してたり。

タイトルに関しては、序盤で回収する感じでしたね。この子が3代目じゃんっ!って笑。悪魔と魔法少女との戦いなんだけど、ゆるーい雰囲気はゆきだるまぞくを見ている感じ。

内容としては、魔法少女の才能がない満咲が、魔法少女を好きという気持ちをブレずに持ち続けて夢を叶えていくという話。ハルは自身の才能に見切りをつけて野球を舐めているという過去があるため、満咲を見て感化される訳です。僕も、満咲病患者になってしまいました…。

明るく元気で何事にもめげずに立ち向かっていく様子は、やはり良いものですね。最後にちろっと満咲とのデートがあるんですが、序盤ではなくてコロネと散華との対戦後だからこそ余計に感情移入できて良かったかなと。

コロネの口癖の"だぎゃあ"が癖になる。名古屋弁?タコさんウインナーだぎゃあ。

今回のbest words

銀河一カワイイよーッ! (p.11など)

あとがき

終盤に、新種の悪魔の襲来がありつつも、ハルの魔法少女化もあって撃退と。男が変身しても少女になるのね。

ハルの魔法少女嫌いは克服出来るのか、他の悪魔の襲来があるのか、あとは散華ももう少し見たいですねー。