今回は、このすば13巻です。
薄幸店主のウィズに言い寄る男が?という話でしたが、まぁいつも通り。
カズマに対して直球なめぐみんや、エロネスなんかも面白さはあるものの、少しマンネリ感が出てきた気もしました。
あらすじ
いつものように赤字を齎すウィズとそれに手を焼かされるバニル。ある日、ウィズはストーカーと思われる男に呼び止められるが、それは告白とも取れる内容で…。
デュークと名乗るその男の素性を探っていくと、顔は良く誠実で一時はカズマも応援する立場となるも、アクアと意気投合する様子を見て不安を募らせていく。
感想
何やかんやでウィズとバニルの絆みたいなのが感じられて良かったです。いや、バニルは結末を見通しておきながら、ウィズの誤解を解かなかった時点で酷いんですが笑、これまで見捨てないだけ温情があるというか。
寧ろ本当にツンデレで、手離す事になるんだったら介入してたんじゃないかなーという気もする。まぁ、バニルは性別なしという事で今後も行き遅れは不変なのですが…。
今回の内容としては、後半が行き遅れ店主の恋愛事情で、前半は緊急クエストやレベル上げ、ダクネスのお礼背中流し(再)があったりでした。
緊急クエストについては、宝島という玄武をモチーフにした亀モンスターが、地中で溜め込んだ鉱物の老廃物?を冒険者達が甲羅を叩いて得るという金策クエストでした。
ここに来て中々ファンタジーっぽい&ちゃんとクエストっぽい内容という事でしたが、ほぼデメリット無しでお金を得られる美味しいイベントですねー。
カズマが指示してめぐみんに爆発魔法を打たせた事で、甲羅が綺麗になって満足げに帰っていた亀が、また登場機会あれば良いなと思いつつ無さそう。
レベル上げに関しては、ほとんどラストアタックがめぐみんになる為に、その他の3人が蛙討伐に行くというものでしたが、この3人の決定力不足が凄い。
カズマのKATANAであるちゅんちゅん丸が活躍したとこ見た事無いんですが…笑。
めぐみんがゆんゆんと族長の試練に行っている間に、ダクネスが前回のお礼として背中流しがまたありましたが、やはり何も起こらず。というか、ゆんゆんに最初付いて行ってと言われずシレッと落胆するめぐみんが面白い。
さらに、付いて行って案の定邪魔しただけで帰ってくるめぐみんは流石だけど、早く帰って来たからこそ、ダクネスの行動を阻止出来たとも言える。
ララティーナの「おおお、お前〜」みたいな吃るやつ好き。
デュークに関しては、ウィズに言い寄った訳ではなく、魔王軍として結界の維持をウィズから引き継ぎたいという意思でやって来たらしい。
堕天使とは言えウィズよりは弱かったものの、力を求めてリッチーになろうとした所で、アクアにより出オチで終了。これまた残念キャラ…。
その他、家庭菜園を始めるアクアや、ゼーレシルト伯がウィズの魔道具店に居着いたり?、アクアが悪魔虐めしてたりでした。この世界の野菜とかはやる気があって大変。
今回のbest words
箱入りのお嬢様だと思ってちゃんと決着を付けさせてあげようと甘い顔をしていれば!想いを告げるだけでは満足せず、昨夜もそのエロイ体で人の男を誑かして!! (p.108 めぐみん)
あとがき
このすばが17巻で完結するのは知っているとは言え、その情報が無かったとしてもそろそろかな?と感じるのではと思えてきました。
次回は今回ちょいちょい話が出てきた紅魔の族長絡みの話になりそうですが、魔王軍幹部が減ってきた事で結界が緩くなっているという、根幹に関わる話も出てました。