この素晴らしい世界に祝福を!12 女騎士のララバイ 感想

2017.8

今回は、このすば12巻です。

ダクネス回という事で、またラブコメ要素が復活し本来のハーレムの様相を呈してきました! ちゃんと過程があるとは言え、当初からこんな関係が進むとは思わなかったです。

あらすじ

いくつもの大物クエストこなした事で小金持ちとなったアクセルの冒険者達に対し、納税義務を復活させたダクネス。カズマはダクネスに手錠を繋がれながらも刑務所に逃げ込み、辛くも免れる事に成功するのだった。

ダクネスは普段は孤児院で学校のような支援を行なっていた。しかし、税金で賄おうとも財政は厳しい状況だった。そんな中、ダクネス親戚のシルフィーナが罹患したコロリン病が子供達に感染、特効薬を得るためカズマはダクネスと旅に出る事に。

感想

今回でしっかりダクネスがカズマに想いを伝えた事で、ダクネスの気持ちがはっきりしました。カズマはめぐみんがいるからという理由で断っていましたが、早い遅いの問題もあったのかなーと思います。

ただ、ダクネスは前の頰にキス以上に唇でのキスもしたという意味で、可愛さもあり、リードしていたとも言える。

にしても、やはり片方が告白したからこそ、取られまいとしてもう片方も告白に踏み切るというのは、単純なようでよくある事なんだろうと思いました。

シルフィーナに関しては特段触れられる事はなく、ただララティーナに子供が⁈みたいな噂が飛び交うのは面白かったです。一応病弱な体質という設定。

それから、ダクネスがオネショタ的な疑惑を掛けられてからの、めっちゃ善行してて手のひら返しする流れなんかも良かったです。

世間知らずで頑固なお嬢様像も少しずつ取れかかってきているものの、天性のドMさはいつも通りだったので安心感あり。忍耐強さと紙一重

特効薬を作るための悪魔の爪は、ゼーレシルト伯爵という着ぐるみの悪魔に懇願しに行ったものの貰えず。にしても、着ぐるみの中身はどうなってたのか気になる。イカとかタコとかなんだろうか。

クリスの協力もあったりで無事に回収、クリスがダクネスに正体を明かす日もまた楽しみな所ですね。

今回のbest words

なんか、ハーレム系主人公みたいでこんなのもいいかもなあ。今まで色々大変だったが、やっぱ俺、けっこう運がいいのかもしれん (p.264 カズマ)

あとがき

やっぱり1円=1エリスだったんだなぁ。

確かにそろそろアクアのヒロイン力を見たいが…。