今回は、マケイン4巻です。
志喜屋さんが表紙という事で、古都先輩との確執が明らかになりました。その他、馬剃さんが可愛かったのと、温水が完璧にモテ期きてました笑。
あらすじ
「手短に言うわ。自作のBL小説本を、今朝の持ち物検査で没収されたの」
古都先輩によって持ち込まれた問題に頭を悩ませる文芸部の面々。志喜屋さんを頼って、問題になる前に馬剃さんから本を取り戻せるよう奔走する。
「私の味方になってください。そうすればこの本はお返しします」
馬剃さんが出してきた条件は、志喜屋先輩と古都の関係性に決着を付ける事であった。
感想
何というか志喜屋さんもある意味では負けヒロインなのかな〜な回でした。というか、温水もワンチャンあったかもという期待も。クリスマスイヴの誘いを断られなかったし、意外と押したら押し切れそうな雰囲気ありましたし。
温水の誕生日が12/25という事で、クリスマスに加えてヒロイン達からのプレゼントもありました。割と小鞠は温水に靡いている感もあったように思います。金属製の栞で手鞠の模様もあるのは、敢えてだったりするのかな。
ただまぁ、今回は馬剃ちゃんの可愛さが際立ってました。一々下の名前で呼ばないでというのもそう、カラオケでの勉強会で距離感が近いのも、純粋なのにBLにハマりかけちゃうとこや、最後のマフラーを自分と色違いを渡したりも。
我らがヒロイン八奈見も少しずつですが、ツンデレを見せ始めている気もするのも良かったです。カラオケに付いてきたのは偶然なの?とか、クリスマス会に一緒に出ようと誘ってきたり、最後のプレゼントのボールペンはお揃いなんじゃない?とか。
とまぁ、ヒロインズ達が可愛かったのとは別に今回明らかになったのが、志喜屋さんと古都の関係性でした。実は古都は元生徒会で志喜屋さんの1つ先輩。
当時何があったかと言うと、志喜屋さんが玉木部長を押し倒した事件から2人の仲が険悪になったというものでした。まだ古都と部長は付き合ってない頃なだけに当然の成り行きかなと。
何故志喜屋さんがそんな行動を取ったかというのは、部長が好きでそうしたのではなく、古都の気持ちになりたかったからとのこと。これはつまり、志喜屋さんは古都に憧れていた以上に、好きな気持ちがあったのかなと思います。現にキスしにいってましたし。
この問題に対して、部長と温水が協力して2人を引き合わせて、会話してお互いが気持ちを理解した事で、一応の和解を見たという感じでした。
にしても、まさか馬剃さんが成績悪いとは思いも寄りませんでした笑。因みに、檸檬は赤点常習犯のようでしたけど…。温水は50位辺りでそこそこ良くて、八奈見は真ん中くらいの135位。綾野と朝雲さんは1桁らしい。
今回のbest words
笑って……みた…… (p.248 志喜屋夢子)
あとがき
結局何で古都がナマモノBL同人誌を校内に持ち込んだのかは謎のまま。温水と生徒会長の男体ものというのも、意味深ではあるが…。
志喜屋さんの服装の乱れは馬剃さん指摘してないのかしら。