ロウきゅーぶ!⑫ 感想

2013.2

 

今回は、ロウきゅーぶ!12巻です。

10人体制となった慧心女バスとは言え、まだチームの輪が纏まっていない状況の中で、前半は商店街のイベントを通して少しは関係の進展があり、後半はいよいよ本戦の開始となりました。

シリーズ初の次回に続く、でした。

あらすじ

5年生が合流した事で、総勢10人となった女バスメンバー。しかし、ミミちゃんとかげつ以外の3人との間の溝は埋まっていなかった。そんな時に、すずらん通り冬の感謝祭として、紗季の出店の手伝いをし、雅美率いる「寿し藤」と対決をする事に。

10人が揃った事で大会の出場権を得た智花たち。何と初戦の相手は硯谷女学園に決まってしまうのだった。

感想

真帆が表紙という事でしたが、お好み焼きを作る練習会が真帆の家であって、真帆の手作りを母に褒めてもらうという心温まるシーンがありました。

まぁ、その裏で真帆のパンツ返却ミッションから、何故か昴が裸の久井奈さんに背中を流してもらうというイベントもありましたが…。ただ、昴の評価は下がるどころか上がってるっぽいけど笑。

前半は、チームが一つになるきっかけを描いた話でした。例の硯谷の5年の名前が葦原怜那と分かったばかりか、商店街のイベントに顔を出し、雅美の家で用意した料理を不慮の事故で台無しにさせるという、最悪な登場でしたねぇ。

そんなハプニングも紗季が1つ上のお姉さんとして、周りの協力を得ながらカバーしていったのは見事でした。こんな優しい姿を見てすらまだ雅美の対抗心は消えてないみたいだけども。

因みに、紗季の母は雅美の母の大学の後輩だったらしい。娘とは逆の立場だったのね。

つばひーに関しては、怜那という共通の敵が出来たことで、一応の団結心が芽生えた感じでした。対戦相手もお誂えに初戦から硯谷になりましたし。

それから、紗季の裁縫の続きは、チーム全員の手袋作りだったようです。忙しい中よく作ったなと感心しますね。

そして、本戦に向けての練習から試合本番まで。まさかもう試合に入るとは思わなかったものの、第2クォーターまで消費。

ミニバスの特徴として、必ず5人入れ替えるタームがあるという事でやっていて、6年→5年と回して7点リード。幸先良いものの、次回果たして…という所でした。

怜那が既にしてバスケはチームで行うスポーツだと認識し始めたので、より苦戦を強いられそう? 愛莉辺りが怪我して、袴田姉妹の連携が見れたりとかもあるかな〜とも思いつつ、主力メンバーは欠けて欲しくない気もしたり。

今回のbest words

よし、それじゃあ向かいますか!小学校という希望の大地へ! (p.143 昴)

あとがき

ひっそりと昴と智花が星を見に行く約束が果たされてました。この距離感は普通に彼氏彼女な件について。

怜那はハイキューで出てきた狂犬に雰囲気似てました。