ロウきゅーぶ!⑨ 感想

2011.10

 

今回は、ロウきゅーぶ!9巻です。

よく考えたら、小学生の修学旅行に高校生の昴が合流するという中々の荒技をしてるものの、面白かったので良かったです。

昴との2人旅という事で、いつもよりかは葵にも美味しいシーンがマシマシでしたが、しっかりと女バスの面々にも、特に表紙の通り真帆との関係の進展もありました。

あらすじ

智花たちの京都への2泊3日の修学旅行。そのタイミングで、商店街のくじ引きで京都2人旅行を当てた葵は、成り行きで昴と共に秋休みを利用して智花達に合流する。

一方、竹中と昴は以前の練習合宿での、ひなたちゃんのパンツ返却ミッションを遂行していた。そこで、真帆?を誘拐しようとする怪しい人影を見つけて…。

感想

いつも通りラッキースケベを演じてくれた葵でしたが、いつも以上に昴との会話が成立していて、時には良い雰囲気もあって、葵にとっては良かったのではと思います。ツインルームになったり、終盤の2on2では昴と息のあった連携プレーもありましたし。

今回の内容としては、京都の観光地を回る面々、竹中との極秘ミッション、真帆を狙う誘拐犯?とのやり取りが主でした。

京都での観光としては、智花らは金閣寺、昴達は清水寺に行ってました。その他に平等院、最終日は映画村、ちょこっと京都タワー

観光地もそうですが、行きの新幹線で富士山ポーズをやらされる紗季や、昴に寝言で好きと言いかける葵などもニヤニヤしてしまいました。

偶々智花らと同じホテルだった昴が、竹中とひなたちゃんのパンツを返そうとして、怪しい人物を見つけて追いかけて見失ってしまうも、そこは女バスらが入っている露天風呂の近くだった!という展開なんかも笑えました。

というか、半年前のひなたちゃんのパンツをまだ後生大事に保有してたのかすばるん…。部屋に忍び込んで、女バスの面々が帰って来て…というハプニングも、単に遊びに来たという事で謗りが無かったのはヒヤヒヤでした笑。とらドラ!みたいになる所だったぜ。

何なら、隠れた竹中よりも隠れられなかった昴の方が結果として安全だったばかりか、女バスの5人と布団の中に隠れるという役得も。これがハーレム主人公の宿命か。

ただ、ひなたちゃんのは返却に成功したものの、竹中のミスで次は真帆のパンツを結果としては盗んでしまうという。ずっとこの交換方式でいくんですか?笑

因みに、翌日眠そうな昴を見て少し喜ぶ葵でしたが、意識して眠れなかったんじゃなくて、真帆の誘拐の危機への憂慮というのが、また何ともね…。

源氏物語動画館での、なりきりシーンでは、源氏物語ロリコンの共通点みたいなものが垣間見れました。一夫多妻制だったら…。

そして、真帆の誘拐の件ですが、これは三沢家の訓練だったらしい。途中から危険性はなさそうと分かっていたとは言え大掛かりな。最終的には、真帆の父(風雅)が出てきたばかりか、真帆の昴への評価が上がる結果に。

サイドストーリーとして、ゲスト参加の大学1年のバスケ選手の男女が良い感じになってるのは、葵からして見ればジェラシーでしょうね…笑。

今回のbest words

おお、なんと麗しき幼女。藤壺様に生き写しではないか。……この気持ち、まさしく恋 (p.172 昴)

あとがき

現行のルールで女バスが試合に出られないなら、こちらにルールを合わせた大会を開催すれば良い!とは何と良きアイディアか。真帆の父を出したのもこの展開に持ち込む為か。

筆者あとがきは面白いし、勿論本編も面白くて、ロウきゅーぶ!がゲームやアニメ化するのも頷けるなぁ。

というか、他の文でバスロータリーをロリータに間違えようとするの駄目でしょ…笑。