天使の3P!×2 感想

2013.10

 

今回は、天使の3P!2巻です。

前回から1年4ヵ月経っての続刊という事らしいですが、間髪を容れずに読めてるのは有難い事です。

3人のプロモーション動画撮影から、希美のグランパ登場まで、危機がありながらも、リトルウイングの面々の結束がより深まった回でした。

あらすじ

リトルウイングでのライブ2回目も恙なく終了。しかし、友人達を無料で招待する形が多く、昴が資金面で教会をどうにかするには程遠い状況だった。そこで、3人の紹介動画を作成しネットの力を借りる事を決める。

リトルウイングの面々で行ったキャンプで撮影した動画の評価は上々の滑り出しを見せるが、思いも寄らぬ影響も引き寄せてしまうのだった。

感想

時折軽いなーと思ってしまう瞬間もあるものの、それぞれのキャラクターの1巻で見られなかった個性が出てたのは良かったです。まぁ、何より昴と妹の異様なラブコメぶりが1番面白いのですが笑。

今回の内容としては、プライバシーに憂慮しながらも、3人の宣伝動画を作成するのに、丁度キャンプに行くというイベントと合わせての前半と、動画によって希美を探していた英国の祖父が希美を連れ帰ろうという危機が迫る後半に分かれてました。

キャンプの方では、のびやかに遊ぶ小学生を愛でる昴であり、蜂が服の中に入った希美を助けたり、花を摘みに行くのを我慢してしまった潤を担いで運んだり(智花の夏祭りかな?)、一緒に寝たら子供ができるetc…とトラブルを満喫してました笑。

マスターと桜花が釣りでガチンコ対決してたのも印象的で、桜花があそこまで釣りガチ勢だったのは新たな発見でした。ギターケースに入れて偽装とかも筋金入りですよ。

そらが撮影した映像は何だったんでしょう…?

そして、希美がイギリスに帰ってしまうかもという危機に関しては、割とすんなりライアンさんが手を引いてくれたお陰で何とかなってました。

希美の両親は半ば駆け落ちみたいな形でその後病死した事も判明。裕福な祖父に引き取って貰った方が希美の人生的には幸せでは、と中々突っ込めない面々だったものの、一緒に暮らしたい!と本心を曝け出した事で、希美も残る事を決断したという感じ。

昴を後押ししたのは遊園地デート?をしたくるみで、今回は大活躍でした。

祖父がやって来るという出来事を通じて、3人のバンド名は家族の絆を意味するリヤン・ド・ファミユに決定するシーンも。というか、桜花のバイト先ってメイド喫茶じゃなくてパン屋だったのね。

今回のbest words

こらー開けなさい!ジャッジメントジャッジメントですの! (p.117 くるみ)

あとがき

次回は、ひびきPとして交流のあった霧夢さんがまた波乱を連れてきそうですね。うーん、この子ももしや小学生じゃなかろうな…?

自分のポスターを兄の部屋に貼る妹がおかしいけど可愛い()