心和のラノベ感想

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忘れえぬ魔女の物語2 感想

忘れえぬ魔女の物語2


今回は、忘れえぬ魔女の物語2巻です。

前回は重めな展開だったので、百合展開で甘々になるのかなーと思いきや、クラスメイトが別種の呪いを発症するというパターンでした。青ブタとかだったらそれでも良いんですけど…。

あらすじ

綾香は徐々にクラスメイトとも打ち解け始めていた。そんな時、深安なつめに演劇部で1つ歳上の幼なじみ小梅川詩論(シロン先輩)の代打を頼まれ、残り2日というタイトなスケジュールだったものの、綾香は自身の能力を活用し見事に舞台を演じ切るのだった。

その裏側で、なつめは人の心の声が聞こえるという呪いに罹っていた。シロン先輩への憧れと失望、自身の進路と親の反発。なつめの危機を悟った綾香は、未散の能力で過去へとタイムリープをする。

感想

短い作品なので、メイン2人の話をしっかりとやれば良いのに、モブを使って物語を固めてしまってるなーという感じでした。今後も続くのであれば別の異能を出すのは間違いではないんですけどね…。

そんな訳で、お泊まりイベントとかはあったものの、基本はなつめとシロン先輩の話。構成としては、綾香目線でやった後に、もう一度なつめ目線で同じシーンをやるという形で、そこは面白かったと思います。

そして、なつめの呪いが人の心の声が聞こえるというもので、これも誰しもが一度は欲しいと思える能力ではと思います。とても便利な一方で怖さもあるといった感じで、最終的には相手の心の中の考えすら歪ませる?ように変容していたっぽい。

シロン先輩は役者を目指していて、なつめはその姿に憧れていたものの、シロン先輩の怪我が実は挫折したことによる自傷行為によるものと分かるシーンは辛い。それから、美容師を目指すなつめを母が許さないのも悲しいですね…。

今回のbest words

ジョーダンだよ。マイケル・ジョーダン (p.181 小梅川 詩論)

あとがき

やっぱりよく分からなかったというのが感想かなぁ。リゼロ、ハルヒ、あだしま等々名作と比べてしまうと薄過ぎてしまう。この作品にしかない良い点って何だったんだろうと。

全能系主人公にするならもっとスカッとする展開の方が良いのかなー。