今回は、おともだちロボ チョコです。
前に入間さんがロボットものやりたいと言っていた件ですね。戦闘機で敵と戦ったり、ロボットと友好を深めたりという感じで、続きがあってもおかしくない終わり方でしたが、一応単巻のみ。
あらすじ
27年前に宇宙空間に敵性怪獣が発見された。上位層は地球から火星に脱却する中、永森友香は地球に残って敵性怪獣を殲滅する兵士だった。
辛くも前の激闘から生き残った友香は、緒方博士と面識を持つようになり、博士の作ったロボのチョコに友達認定され、成績は良くないものの、新型兵器のパイロットとして大抜擢される事に。
感想
最初は、A/Bエクストリームや進撃の巨人のようなノリなのかなーと思いましたが、チョコという名のロボットとのどこがぎこちないようでやんわりする、ある種の百合的なストーリーでした。
ロボットものと言っても、エヴァみたいにロボットに乗って戦闘というよりかは、博士の作ったロボットというかアンドロイドとの交流が主というか。まぁ、戦闘機で敵性怪獣と戦うシーンもありますが。
面白かったのは、序盤でチョコが操縦するカァールディスが、友香と同期の成績上位の兵士達を蹂躙したシーン。これ普通に考えて、人類の滅亡を後押しするヤバい場面ですよ笑。
上層部が博士に逆らえない立場っぽいんだけど、このシュールさは笑える。しかも、成績の良くない友香が生き残ったばかりか、新型兵器のパイロットに。
友香の両親は宇宙船のパイロットだとか、敵性怪獣が何故湧くのかや博士が何故逃亡したのかとか、敵性怪獣の核となる青とレーザーの青の関連性とか、最後に出て来た敵の親玉?の巨人とか色々疑問は残っていますが、まぁ友香とチョコが友好を築く話と思えば…。
ゾウチもっと頑張って友達やってくれると良いんだけど笑、ほぼ一方的に敵対視する山百合さんばっかり出てたなぁ。これも友香の生い立ちと関係ありそうでしたが。
それから、学長の名前が宇白潤って言ってたけど、トカゲの王のシラサギと関連ありそうだなぁ。
今回のbest words
きみは見事、チョコの友達に選ばれました! (p.90 博士)
あとがき
敵性怪獣は突発的に現れるとか、海水が効果があるとか色々と設定があったのも良かったです。また、身体強化とかかなり近未来なのも興味深い。
渾名を呼ぼうとするチョコも微笑ましかったです。