心和のラノベ感想

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創約とある魔術の禁書目録7 感想

創約とある魔術の禁書目録7


今回は、創約とある7巻です。

まさかの表紙アラディア。前回の敵と普通に行動を共にしちゃうのがとあるシリーズなんですよね。ぐるぐる巻きのお姉さんの扱いも面白いですし、徐々に上条を助けようと心境が変化していくのが良かったです。

あらすじ

1月1日を迎え学園都市に戻ってきた上条たち。手足をダクトテープで縛り無力化したアラディアらと共に、第12学区に初詣に出掛ける。学園都市の宗教関係はこの学区に集結し、自社仏閣は全てビル内に収められていた。

一方で、アリスは再び上条の前に現れる。それも、学園都市の中に『橋架結社』の領事館を構えて。アリスに招待された上条らは、超絶者のトリスメギストスとの出会いや31日で出会った面々との再会を果たすのだった。

感想

ごちゃごちゃはしてたんですが、予想外の方向に舵を切った巻だったなーと思います。上条の、戦った相手とは勝敗をつけたら恨みっこなしみたいな思想は分かるんですが、どんな悪でも殺さないという思考がエスカレートして助ける理由は後から考える!ってな思いからアンナ=シュプレンゲルを助けに動いてしまうとは。

こういう流れになってしまったので、裏で良かろうと思って行動してきたアレイスターは可哀想でしたね。うーん、これでアレイスターまで敵に回るとは思えないんですが、シュプレンゲル嬢を助けることは、周りから見れば当時オティヌスを守ろうとした時に近しいものがありますし…。

そして、予想通りアリスとの対立はほぼ間違いないものになってしまったと。本当きっかけは些細なもので、領事館内部では当初良い雰囲気が流れていたものの、上条がアリスを煽動してシュプレンゲル嬢を助けようとしたことで、殺人派のトリスメギストスの怒りを買い、旧き善きマリアを含めての戦闘となって、すれ違いからアリスと決別してしまうと。まぁアリスは気まぐれだからいづれはこうなってしまうか…。

高校生なのにお年玉渡す側の上条は不幸だな…。しかも御坂妹が揃って要求してきたら破産する笑。あとは、みゅーるに惹きつけられるゴールデンレトリバーに和みました。

今回のbest words

むにゃむにゃトリスメギストス (p.261 旧き善きマリア)

あとがき

アリスはアリスで孤独な気もするんですが…、戦うしか道はないのか。

超絶者は救済の対象に条件を設けているということで、そう考えると確かに冥途帰し始め医者は赤の他人も助けるので、差別化出来てるなー。