今回は、新約とある11巻です。
食蜂操祈が主人公の短編集みたいな回で、筆者あとがきの通り、科学一辺倒で前回と違ってパーソナルな話でした。
あらすじ
学園都市第5位の食蜂操祈は、思い出巡りをしていた。上条との出会いから、共に戦った日々。
しかし、自分の記憶と現在の記憶に齟齬が生じていることに気付く。心理掌握の能力を持つ操祈をして精神の改変を齎した者の正体とは。
感想
何度か名前を聞いたことのあるものの、食蜂操祈というキャラにスポットが当たるのはこれが初めてだったので、新鮮な気持ちで読んでいました。超電磁砲の漫画を読んでないので分からないですが、そっちの方でもっと掘り下げはされてるんですかね。にしても、リゼロのメイリィの喋り方だなぁ笑。それと〜力ってよく使うのね。
上条との記憶が本物か偽物かという話でしたが、最終的には本物だったということで。しっかり操祈がヒロインしてて可愛かったですし、造形も勿論可愛いですね。しっかり成長されてますし。相手を操るけど自分は…的なギャップや、実は泳げないってのも○。
今回の話は、選ばれたものと選ばれなかったものの明暗がメインで描かれていて、選ばれた側の操祈でしたが、上条の記憶には絶対に残らないという呪縛があって、それでも待ち続けるというのは残酷な落とし所だったなぁと思います。でも、操祈にとって上条はヒーローなんだなぁ。
蜜蟻愛愉という、操祈と似た能力を持ちながら大人の判断でレベル5になれず、加えて不運にも上条にも助けて貰えなかったことや、ファイブオーバーの完成の為に操祈にちょっかいをかけるキャラでしたが、蟻の女王と蜂の女王というモチーフは分かりやすいですね。
交差点食パン激突山頂のナンパ男とキンキラ小娘のお話でしたー。
今回のbest words
だって、お前。大の字で寝転がっているから、ここから見るとスカートの中がすごい事になっているぞ。全体的に袋とじにしておきなさいっていうか (p.28 上条)
あとがき
270ページくらいだと読み易いんですけどね…次巻はまた分厚いみたいですよ。
木原の話もじわじわ出て来てますが、アレイスターの出番はいつになるかな。それと、雲川芹亜と上条の過去話も期待してます。