心和のラノベ感想

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デモンズ・クレスト1 感想

デモンズ・クレスト1 現実∽侵食


今回は、デモンズ・クレスト1巻です。

略称はデモクレでしょうか。川原礫さんの新作ですね!VRMMOでデスゲームものとは言えSAOとはまた毛色の違った話で、今後SAOのキャラクター達のように思い入れの深いキャラになっていくかが鍵かなぁと思います。

あらすじ

雪花小学校6年1組の芦原佑馬は、クラス単位でテストプレイに招待され、同クラスの近堂健児、茶野水凪、双子の妹の佐羽と共に、全感覚没入型VRMMO-RPG《アクチュアル・マジック》をプレイしていた。

ボスを倒し終了時間が迫る中、ログアウトボタンが無いことに気付く。そして、アバターを包み込む光の後、何とか現実に帰還する佑馬。しかし、そこには血腥い匂いとモンスター化したクラスメイト綿巻すみかがいた。佐羽の助けで現実でも魔法が使える事が判明し、狂乱と化した建物での生き残りをかけた戦いが始まる。

感想

面白かったと思います。初っ端はホラーゲームかと思いましたが笑。・三浦幸久の右腕/打撃攻撃力18・魔法攻撃力3で奇しくも笑っちゃいました。

タイトルに関しては回収した感じかな。最後で悪魔、クレストは紋章という意味らしいですが、まぁ未来のアップルウォッチ的な便利グッズとして登場。今回の舞台は2032年みたいです。佐羽があまりにも状況に対して落ち着いていることや、体の変化が起こっているのが今後の謎って感じ。

SAOと根本的に違うのが、ゲーム内ではなくて現実で魔法を使って敵を倒していくところですかね。基本的には、何が起こっているのかは謎のままなんだけど、クローズドサークルみたいに外には出られないし、外野からの救援もなし。

あとは、小学生が主人公でクラスメイトの設定も最初から決まってるというのも新鮮かな。大人何やってんだよ…ってなりますけどね笑。結構あっさり人も死んでいくんだけど、それがクラスメイトだと思うと少し感情移入してしまうかも。でもまあ、こういう極限状態は好きですねー。

魔物使いという職の佑馬は、結局綿巻さんをカードに封じ込めていつでも使える感じにした訳で、綿巻さんをどうしたら元に戻せるのか(そもそも綿巻さんはどうして魔物化したのかですが)、水凪を含めて消えたクラスメイトの行方は…というのが次巻以降の気になるところです。

須鴨には何か取り憑いてそう…。

今回のbest words

お兄ちゃん、ここは現実だよ!もし死んだら、本当に死ぬから! (p.78 佐羽)

あとがき

確かに、AWとSAOと孤独者があって新シリーズを始めるのって大変だったと思います。それでも、こうして世に出していただけたのは一読者として嬉しいですね。ウェブトゥーンってのはコミックのことですか。

イラストの堀口さんですが、SAO挿絵のabecさんのお姉さんなのね…(゚ω゚)