心和のラノベ感想

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新約とある魔術の禁書目録10 感想

新約とある魔術の禁書目録10


今回は、新約とある10巻です。

世界の敵だったオティヌスを、今度は守る立場になった上条の表紙が良いですね〜。筆者あとがきの通りボスラッシュ的な回だったんですが、それぞれの解説が入ってたのであんまり語れることないです…。

あらすじ

一人の"女の子"を救う代償として世界を敵に回すこととなった上条。オティヌスを魔神から人間に戻すため、デンマークの『ミミルの泉』へと向かう。

辺り一面雪景色の大地を進む上条とオティヌスの前には、学園都市、三大宗教勢力、グレムリンの残党から見知った面々までが立ち塞がるのだった。

感想

一方通行に、アニェーゼ率いるローマ正教の20億人分の術式、7つの罪を使うワシリーサとサーシャらロシア成教、キャーリサアックア騎士団長に神裂のイギリス清教、戦乱の剣を解放したマリアン、アメリカ軍、ファイブオーバー、美琴、インデックスにバードウェイ、シルビアとブリュンヒルド、全能神トール、そして最後はオティヌス自身ということで、戦闘尽くしでした。

1番好きなのは対イギリス清教で、絶対に人を殺さない神裂を逆手にとって、懐に入り込んで懐柔してしまった話ですかね。まぁ、大体の戦闘はガチではなくて温情があったり、上条の説得で納得したりにはなってました。美琴の上条への初勝利も見所でした。幸せの定義は誰にも決められないってのはその通りですねー。

あとは、1番苦しめられたのが魔術でも科学でもないアメリカ軍っていうのが、この作品らしいとこですよね笑。大統領が良い役回りで良かったです。

トールの攻撃が全て相手に必ず勝てる位置に移動するというのはせこいですね笑。だからこそ、戦闘の経験値を求めるというのはなるほどなと。

オッレルスは今後出番はあるのかな…?

今回のbest words

御坂はあれだよね。雪山の温泉とか冬のおでん屋台とか、そういう感じの子だよね (p.245 上条)

あとがき

3部作の北欧の魔神編がこれにて完結しました。オティヌスが消失したかと思いきやダウンサイジングして残ったのはびっくりしました。と同時に思い入れが出始めていたので良かったとも思いました。

アレイスターを始めまだまだ謎というか奥には得体の知れないものが眠っていそうで、その辺りも今後楽しみです。