心和のラノベ感想

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新約とある魔術の禁書目録4 感想

新約とある魔術の禁書目録4


今回は、新約とある4巻です。

表紙は、今回出てきた木原ファミリーの面々です。この人たちみんな名前が独特ですよね〜。読み終わってみると、ナチュラセレクターって何だったの?!って感じでした。

あらすじ

反学園都市サイエンスガーディアン27社による格闘大会「ナチュラセレクター」が東欧のバゲージシティにて開催される。その会場に上条も紛れ込む。

その舞台の裏で、学園都市から派遣された木原と名のつく乱数、病理、円周と一方でグレムリンの正規メンバーのウートガルザロキ、マリアン=スリンゲナイヤー、シギン、その他一部の「ナチュラセレクター」参加者による戦闘が行われていた。

感想

前にあった学園都市暗部の闘争に近く、盤面の登場キャラが徐々に明かされていきつつ、負けた者は黒塗りされていく形でした。意外と弱そうだった木原円周や、くノ一の近江手裏が強かったですね。まぁ、敵との相性もある訳ですが。

グレムリンの3人が正規メンバーで今回出てきて(マリアンは3巻ラストで出ていた)、案外サクッと倒された感じでした。マリアンの人を物とかに変える魔術は、リゼロのカペラを思い出しました。あとは、『戦乱の剣』はチート。物語シリーズのどっかの話で、キスショットの前に立つだけで、暦が自殺しようとしていたみたいなシーンを彷彿とさせるというか笑。

木原ファミリーもそれぞれ尖ってて面白かったですね。乱数さんは出落ち感あるけど笑。あとは、この巻は木原加群の話でもあったというか。先生時代はまともだったのかとも思いますが、生い立ち全体で見ると、グレムリンに入ったことも含めてやっぱり木原の一族に収まってるという感じですかね。今回病理への復讐と、自分の罪への浄化の両方を成し遂げたと。

結局、全然自然淘汰してなかったんですが笑、学園都市が圧倒的に反学園都市に対して勝利したって見方で良いんですかね。

そして色々と戦闘が各所であったんですが、この巻で1番やりたかったのは最後のシーンなのかなと思います。グレムリンのボスなのか幹部なのか分かりませんが、魔神のオティヌスが出て来て、一方で魔人になり損ねたオッレルスと拾われたフィアンマが出てきて。

幻想殺しの真の力はまだ分からないながらも、これからフィアンマたちと共に戦う流れになるんでしょうか。

今回のbest words

ばごヴぇるごぶちゃえ⁉︎ (p.312 木原円周)

あとがき

上条が主人公で安全地帯になってるという。そういえば、本文中に現在が0で未来が1みたいな記述がありましたが、アインクラッドの観測者に近いですね。バゲージシティの民衆が居なかったのもこのせいだったのか?

雲川鞠亜さん普通に弱そう…。