心和のラノベ感想

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新約とある魔術の禁書目録2 感想

新約とある魔術の禁書目録2


今回は、新約とある2巻です。

バードウェイによる魔術サイドの事情説明と第3の勢力への言及、そして神裂によるラジオゾンデ要塞の調査が今回の話でした。とあるシリーズでは、美琴と神裂がキャラとしては好きなんですが、どちらも活躍してたんで良かったです。

あらすじ

上条当麻、一方通行、浜面仕上が1つの線で交わる。上条の復活報告を各所で終えた後に、バードウェイによる魔術関連の説明が行われる。その高説は、魔術の基本的な要素から、第三次世界大戦から派生した第3の勢力クレムゾンの存在にも迫るものだった。

イギリス清教は、超高度に巨大な要塞を捕捉する。それは、魔術でも科学でもない勢力によるものであった。そのラジオゾンデ要塞の調査へ向かった聖人の神裂は、この要塞が学園都市に向かっていることに気付く。

感想

まずは、最初に上条と一方通行、浜面が連絡先を交換したのが大きな進歩ですよね笑。上条は、これまでも魔術サイドとの戦いをしてきた訳ですが、一方通行や浜面からして見れば存在は何となく認知していても未知なもので。

バードウェイが何者なのか、上条はどうやって戻ってきたのかはよく分からなかったんですが、魔術の講義や情勢は、今までそういうものなんだろうという意識だったものが、改めて説明があったおかげで少し理解が進んだ感じです。科学は学園都市上部の支配から始まっているのに対して、魔術は無力感からの脱却から始まっているとか、代替可能な霊装の話とか。

ラジオゾンデ要塞については、クレムゾンによる上条の生存の確認だったようです。それにしても、こんな大掛かりな仕組みを用意できるクレムゾンとは…。オッレルスとは関係ないんですかねー。

コメディパートとしては、五和と建宮の話やらアイテムの面々とフレメアの対面や、滝壺の嫉妬心、様々なヒロインが上条に付き纏うシーン等があって、それぞれにほっこりしました。

そして、やっぱり美琴が良い味出していて、ここを逃すと3冊分くらい出番なしとか普通にありえるみたいなメタ的発言もあり。「はいミコっちゃんこれおみやげー」って酔って言う上条も面白かった笑。最後に、一緒に戦う覚悟を決めた点も今後に期待って感じ。

今回のbest words

お前の姉を殺害した女です。よろしく (p.142 麦野沈利)

あとがき

250ページ弱で読みやすかったです。今後も魔術サイドや第3勢力との戦いが始まるんだろうなぁと予感させる1冊でした。

おまんまは確かに危うい日本語w