心和のラノベ感想

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恋は双子で割り切れない4 感想

恋は双子で割り切れない4


今回は、ふたきれ4巻です。

純がどちらかを選ぶ過程を描いた話で、この巻が最終巻かと思いつつも、次回に続くらしいです。ただ、純が1つの答えを出したという点で大きな分水嶺でした。

あらすじ

「__土曜日、家に女の子を泊めた?」

母から尋ねられた一言に動揺を隠せない純。那織は、腹いせに自身の下着を洗濯機に忍ばせていた⁉︎

何とかその一件を乗り越え、那織と琉実それぞれと逢瀬をした後、純は自分の気持ちを決めるまでキス等の禁止を決意する。

しかし、キスを迫る那織を払い除けたことで、那織と仲違いしてしまい…。

感想

相変わらず学校行事は全然消化せず、那織とそして琉実のアピール合戦の様相を呈しているという感じ。そして、ラストで純は琉実ではなく、那織を選ぶ事を決めて終了という。

この終わり方、めっちゃ次回のページ数薄くなりません?と思うんですが、一波乱あるんでしょうか。一応、純の誕生日に3人で横浜に行って、那織と琉実が選んだプレゼントを渡して、最後に純が2人に自分の決意を道破するという展開は決定稿だと思いますが…。

4巻まで読んできて、ひとまず那織を選ぶというのは妥当な判断かなと感じます。逆に、琉実の魅力が那織に比べると弱い気はしますし、基本的には後手後手でしたし。

今回の新キャラは、琉実の後輩で前回出てきた遊戯部の古間怜人(マープル)の妹、古間柚姫。ミス・マープルってルビが入るのはご愛嬌。ただ、ゆずは兄を反面教師として育ったことで、あけすけに物を言うタイプ。

ゆずが出てきた事によって、純の決断を早めた、言わば、物語の潤滑油的な活躍を見せました。にゃおにゃおとかゆずゆずとか言う雨宮さんも良き。

それと、今回は双子が姉妹らしい描写もいくつかあって良かったです。部屋にいる蚊を倒そうと奮闘したり、母が隠していたシュークリームを貰って那織が分けて食べるんだけど、那織が2つに分けて渡す時に、大きい方を選んだり。

そういえば、現代文化研究部が公認に!

あとがき

終始、那織が恋愛的に上手だなぁと感じますが、次回果たして。一旦距離を置くとかも立派な戦略。

バッティングセンター久々に行きたいですねー。

2022.7.16