今回は、劣等生8巻です。
追憶編と短編という構成。追憶編では、3年前の沖縄での出来事と、司波兄妹がまだギスギスしていた頃のお話。短編は、それよりも前の四葉真夜と深夜の確執?の発端となった話でした。
あらすじ
_わたしは兄が苦手だ
3年前、深雪、達也、深夜、深夜のガーディアンである桜井穂波の4人でのプライベートな沖縄旅行。
兄との距離感を計りかねる深雪であったが、それでも節々で無意識に気を向けるような一幕も。そんな最中、大亜連合の強襲に遭い…。
感想
まずは、ロリ深雪が可愛い。兄を毛嫌いしている訳ではないものの、正体が分からない不気味さは感じていたようですね。でも、そんな中でも、ふとした時に見蕩れしまうこともあって微笑ましかったです。
内容としては大体予想通りでした(概要は今までの巻で少し触れていた)。達也は襲われた3人を再成を使って戻したところや、再成を使って侵略軍に対抗したとか、達也のガーディアンとしての経緯とか。
再成の使用には反動があるとは言え、死んでさえいなければ元通りにしてしまうというのはやはりチートですね。敵軍からしたら、本当ゾンビ集団と戦っているようなもんですし笑。
風間ら軍の面々と達也が会ったのはこの時が初めてになるんですかね。戦略級魔法師についても、今後に向けて話題になってきた気がします。
にしても、深夜たちが簡単に死にかけたのはどうなのかなー笑。ガーディアンちゃんと護衛して欲しいところですが…。
達也と四葉家の断絶がまだあまり理解できてないんですが、深雪の存在が抑止力になっているという理屈は何となく分かりますね。とは言え、深雪のお兄様愛の深まり方を見るに、達也の意向は全て汲みそうな気もします。
深夜と真夜の話では、これも拉致されないようにしないとなーって話ですね。あとは、精神干渉系魔法は凄い。
あとがき
お兄様は3年前から凄かったんだなぁ。今回は、意外な兄妹の関係性の時代を見られました。
次回は、来訪者編です。少し前にアニメ化してたところですね。
2022.5.11