心和のラノベ感想

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魔法科高校の劣等生6 横浜騒乱編〈上〉 感想

魔法科高校の劣等生6


今回は、劣等生6巻です。

表紙は、ほのかと雫の百合百合しい絵になっていますが、本編は全く関係ないという笑。

論文コンペの準備と、瓊勾玉絡みと、傭兵との戦闘とそして各々のラブコメ要素も…という内容でした。

あらすじ

全国高校生魔法学論文コンペティションが近付く。「武」の九校戦に対して、「文」に当たるこの催しには各校から3人が選抜され、一校では鈴音を筆頭に五十里、そして急遽達也に白羽の矢が立つ。

一方、達也の周辺では大陸から密入国の暗殺者の影がチラついていた。

感想

アニメの1期が確かこの横浜騒乱編までだったんですよね。それで、アニメは全体を通してとても面白かったものの、気になったのが終盤は駆け足でちょいちょい説明不足感があったところなんですよね。

それで今回小説を読んで、色々背後関係とかが見えてきたので良かったなと思いました。劣等生の原作は、独特な雰囲気があって、少し大人びていて、鉤括弧で補足説明がよくあるのが特徴かなと感じます。

さて、この上巻ではまだ論文コンペは始まっておらず、開幕までのゴタゴタが中心でした。かと言って、文化祭的なイメージではなくて、裏工作とかそういうのですけど笑。

話の展開としては、ブランシュと壬生先輩の件と似ている感じですね。主義や復讐心を悪の組織に利用されるというか。あとは、達也が急遽メンバー入りする所は、九校戦のモノリス・コードを髣髴とさせる。お兄様は文武両道だから何とかなってますが…。

それと、フォア・リーブス・テクノロジー社って、確かに四葉に繋がる名前だな。カモフラージュになる命名で他社もそういう付け方をしているから隠れ蓑になってますけど、司波という名前然り、注視してみれば、四葉を匂わせているんだなと思います。ただ、まだ達也が四葉関係といったところでどう問題があるのかも現時点では不明かな。

そして、ラブコメ要素的な所で、幹比古と美月、レオとエリカ、修次と摩利とか勿論、司波兄妹も。レオとエリカの件では、古典的なラッキースケベもありました笑。「すけべへんたいのぞきまさっさとしめろばかーっ!」は好き。

あとは、達也と真由美のシーンの挿絵も、真由美が可愛いので必見です。

あとがき

劣等生シリーズは他のラノベと比べて、読むのには少し時間がかかるんですが、それ以上に面白いなと思います。

そういえば、真紅郎たちは打倒一校で燃えていた筈なので、論文コンペそのものが楽しみです。そして、密入国者らとの戦闘がどう決着がつくのかも気になる所です。

2022.4.23