今回は、負けイン2巻です。
負けインといえば、オタクぼっち主人公と、出てくるヒロインが負けヒロインばかりのラブコメですね。そして、今回は焼塩檸檬回。名前好きです。
あらすじ
夏休み後半、八奈見と喫茶店に来ていた温水は、綾野と檸檬が仲良さそうに外を出歩いているのを目撃する。後を追おうとすると、綾野の彼女である朝雲も尾行しているのを見つける。
後に、綾野は檸檬の気持ちに気付かないままに恋愛相談をしていただけと判明する。そんな時、檸檬はふとした弾みで綾野に好意を伝えてしまい、居た堪れず逃げ出してしまう。
感想
負けインというシリーズは、負けヒロインが報われることはあるんですかね…。
今回の檸檬回、結局綾野への恋は成就せず、それでも気持ちの整理は付いたって感じで終わりました。悲しいことに、もっと早く想いを伝えていれば違った未来があったんだろうなぁという。
ちょくちょく出てくる温水のオタク思考は面白いです。ひねくれ系主人公もまだまだ捨てたもんじゃないかな。
全体のストーリーとしてはまとまってはいるものの、キャラの深掘りとか、物事の関連性とかはまだ甘い感じもしました。温水と朝雲さんがしたという約束とか、檸檬と綾野の約束とか文脈だけだと推測がつかない…。これどっかで回収してくれるのか、自分で解明しなくてはいけないのか。
古都先輩の小説は、何だか文豪ストレイドッグスみたいでした笑。まぁ、BL要素も入ってるんでしょうね…。
ストーカーは犯罪。
あとがき
まだまだ盛り上がりに欠けるなという印象です。
次回は、八奈見とのニセコイ話なのか、将又、小鞠回になるのか、志喜屋さんが出しゃばってくるのか。
2022.4.17