今回は、がのラブ3巻です。
牡丹回ですね。これはもう正に帯に書いてある通り、結婚と仕事どっちが大事？という話でした。巻を追う毎に面白くなってきてますね。
あらすじ
エロ漫画を描きながら婚活をしている牡丹。趣味が合う駿河野と良い感じで進展していたものの、常に漫画のことを考え、予定をすっぽかすことが募った結果、別れを切り出されてしまう。
一方で、カレンと結衣は、日々縁太郎にアピールを続けながらも中々振り向いて貰えない。そんな最中、縁太郎は友人の仲人から婚活を勧められ、友人の会員とお見合いをすることに。
感想
今回のテーマである、仕事と結婚。これが牡丹だけ
の話ではなくて、縁太郎にも言えるという流れがまず良かったです。縁太郎も、まだ独身ですが仕事が軌道に乗るまでは、結婚は考えられないという意志を持っている。
ただ、友人の結婚報告に焦りを感じると共に、仲人として人にアドバイスするには、自分も経験しておかないと偉いことは立場上言えなくなる訳ですね。
そして、縁太郎がお見合いをした相手とは意気投合するものの、婿養子になるという条件があって。そこで、縁太郎は牡丹と同様にモロに仕事と結婚どっちを取るの？って話になる。
正に人生の分岐点。筆者があとがきで面白いことを仰っていましたが、ここでの相談する相手というのが重要で、未来を左右すると。牡丹の場合は、立華さんだったのかな。
まぁ、色々言ってきましたが、最終的には自分の気持ちに素直に、自分が幸せかどうか、そこに限るという話です。でも幸せならOKです。
他人の恋愛模様を見るのはやはり楽しいものですね。些細なことで、仲違いしてしまったり。牡丹の仕事と結婚の天秤のケースは、必ずしも悪いと言えないのが何ともね…。
あとは、カレンと結衣のバチバチも良かったです。縁太郎もただの鈍感主人公って訳でもなくて(それでもかなり鈍感だけど)。意外と、誰かに取られたくないと思う気持ちが、恋愛を進めるものだなぁとも感じました。
いやでも、牡丹も縁太郎狙いになりかけてしまうとはな…。勿論、想定内だけど話の流れ的には兄妹的な距離感で別の殿方を探すのかと思いましたが。
あとがき
蒼梨ンゴは良い綽名ですね笑。
さて、次回はまひるママ回でしょうね。そして、悪役の黒峰さんも動き出しそうです。
2022.4.16
