心和のラノベ感想

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魔法科高校の劣等生 入学編〈上〉感想

魔法科高校の劣等生


今回は、劣等生1巻です。

ついこの間に完結を迎えた今作ですが、ずっと読みたいと思っていて、ようやく読み始められました。

電撃文庫には沢山の長編シリーズがあれど、何となく個人的には、禁書目録・SAO・劣等生の3作品がふと頭に浮かんでくるんですよね。

魔法科高校の劣等生との出会いは、やはりこれまたアニメです。2クールあったんですが、めちゃくちゃ面白いなと思いました。展開や演出、OPEDどれをとっても良い。

ただ、アニメなので尺の都合があって、有耶無耶になる部分も散見されて、そういった事情から原作を集めたいな、と思い始めた訳です。

あらすじ

魔法が体系化され、当たり前に使われるようになった時代。全国に9つある魔法技能師養成学校の1つ、国立魔法大学付属第一高校に型破りな兄妹が入学する。

成績によって、一科生(通称:花冠)と二科生(通称:雑草)に分けられる中で、兄の司波達也は二科生、妹の深雪は一科生として入学する。

しかし、達也は二科生ながらも成績の評価基準とは異なるベクトルで能力を保有しているようで…。

感想

最近思ったことなんですが、○○大賞の金賞とか銀賞とか色々あるものの、読んでみるとあんまり面白くないなぁってものをよく見かけます。

一方で、SAOとかこの劣等生の書籍化の触れ込みは、何千万pvとかそんな感じなんですよね。そして、そういう作品は大概面白い。

この現象は、やはり世間と賞審査員の温度差なのかなぁと思ったりします。僕はweb小説を読む事はほぼないので、書籍化前のこういった作品を応援してた人達って凄いなぁと感心するんですが、まぁ総括すると、万人受けしているものは面白いってことなんだと思います。

ただ、受賞作がそれほどだったとしても、今後の作品がレーベルを背負って立つ可能性もあるので、分からないものですが。

さて、本編の内容に踏み込んでいきます。

まずは、何といっても文章を読んでいて高揚感というか、ワクワク感が強いです。これは感覚的なものなので、何でそう感じるか言語化できないんですが、とにかく世界観が広くて壮大です。

そして、仕組みは理解してなくても楽しめてしまうところがまた良いですよね。CADは辛うじてそういうものなんだろうなって解釈はしたものの、サイオンとかプシオンとかその他諸々分からないことだらけです笑。後々理解できたら良いなぁ程度に思ってます。

また、才能を隠している感じとか、俺TUEEE系でありながらも、最強お兄様が他の追随を許さず敵を倒していく姿はスカッとしますね。

レオがハーフとクォーター混じってるという設定は初耳だったかも。あとは、エリカも美月もめっちゃヒロイン然としてて可愛い。エリカはレオと何だかんだ仲良いイメージだったから少し意外でした。

あとは、挿絵が凄くアニメっぽくて良いなと思っていましたが、石田加奈さんの本業はアニメーターなんですよね。

地味に、文章中の「」内改行って珍しいのでは。

あとがき

web小説として続いていた今作が、出版されてアニメ化されて日の目を見ることになったという事情には、素直に感謝しかないなぁ。

本当に、当時の編集さんがこの作品が続いていく道筋を作ってくれて良かったなと。

次回、入学編〈下〉も楽しみです。

2022.3.23