今回は、お隣の天使様1巻です。先日アニメ化が発表されたばかりで、今月は最新刊5.5巻が発売予定の今勢いのある作品の1つとなっています。なろう発らしいですが、あのサイトって異世界もの以外も普通にあるんですね。
因みに、イラストは何故か和武はざのさんから、はねことさんへと変更があったみたいです。僕は初版集めが好きでもあるので、サムネは和武さんの表紙絵になっています。実は毎度サムネ用に写真を撮っているのです。えっへん。
あらすじ
藤宮周は、雨の公園でブランコに座る少女を見つける。その少女は、一人暮らしの周の隣の部屋に住む椎名真昼だった。真昼は、その美貌もさることながら、文武両道で性格も良く学校では天使様とも呼ばれていた。そんな真昼の気落ちした姿を目撃した周は、ひとまず傘を差し出してその場を後にする。
翌日、風邪を引いたのは周の方だった。学校から戻った周は、家の扉の前に真昼を見つける。恩を返すという名目から、真昼は周を看病することに。それからも、ずぼらな周の身の回りのことについて真昼が干渉していくようになる。
感想
昨今に多めな長いタイトルですね。作品を読んでいくと、天使様に駄目人間にされるというか、元々主人公が駄目人間なんだよな…。家事出来ないのに何で一人暮らし選択したんでしょうって感じ。まぁ、周と真昼が共に一人暮らしだからこそ展開できる話も多いですけども。
真昼は、オタクが好みそうなキャラ造形をされているなと感じました。看病してくれたり、ゲームをしたいと言い出したり。才色兼備でも何か欠点を抱えているヒロインは多い(それも個性や特徴となる)ですが、天使様は気遣いができてその上料理も上手い。真昼の自分にだけ素を見せてくれる可愛いさ、施してくれる母性的な部分、お嬢様的な無防備さ等ひっくるめてこの作品の魅力なのだと思います。
作者によると、真昼はクーデレ(普段は口数が少なく、感情を表に出すことが少なかったり、感情表現が苦手だったりするキャラクター)に属されるそう。マンネリ化せずにイベントを消化していけるかが今後の焦点でしょうか。
あとがき
周と真昼の間に恋愛感情が本当にないのか怪しくなる展開でした。ひたすらに真昼のクーデレっぷりを堪能する作品になるのか、はたまたカップルになる結末なのか。
とりあえず、真昼の家族関係について今後どう明かされていくのか楽しみです。
2022.1.8