心和のラノベ感想

1ヶ月15冊読了目標!

ソードアート・オンライン4 感想

ソードアート・オンライン4

2021年も残すところ1ヶ月を切りました。歳を重ねる毎に時が経つのが早く感じる、というのをひしひしと感じます…。街中もイルミネーションやらクリスマスツリーやらの装飾も増えてきました。時期的に早く暗くなる事も相俟って、安直ではありますが綺麗だなぁと思います。季節の行事って徐々に特別感みたいなものが薄れていく気がしますが、クリスマスを感じさせてくれるクリスマスツリー等はやっぱり良いなと密かに思っております。

さて、今回はSAO4巻です。フェアリィ・ダンス編の完結巻となっています。ある意味SAOとしてはひと段落でして、作者次第ではここでSAOシリーズが終わっててもおかしくない所でもありますね。

あらすじ

フィールドの罠にかかったキリトとリーファはアルヴヘイムの地下、ヨツンヘイムにいた。そこで、邪神達の戦闘を目撃し、2人は劣勢の邪神を助け、トンキーと名付ける。それから、クエストなのかも分からないまま進み、トンキーの背に乗って辿り着いた場所は、キリトの目指す世界樹であった。

出鱈目な難易度の試練を何とか協力して乗り越え、アスナとの再開が叶う。しかし、それも束の間、黒幕である須郷が立ち塞がる。ゲームマスターでもある須郷に対して、アスナを助ける事は出来るのか__

感想

SAOは王道を外さないな、と感じました。王道というのは、前に助けたキャラがピンチの時に助けに来てくれるだとか、勧善懲悪だとかそういう部分です。

ただ、僕個人として、戦闘シーンを文章からイメージするのが苦手なんですよね…。関係ないですが、ラノベとか読んでいて女の子キャラの服装の描写とかもよくありますけど、中々頭で理解出来てないことも多いです。想像力が足りないよ…。

ALOの中で、キリトがアスナの事を話したことで、リーファ(直葉)はキリトが自分の兄だと気付いてしまうシーンがありました。直葉は、アスナに気持ちが向いている兄への恋心を紛らわすという意味でも、ゲーム内のキリトに恋心をシフトしていく事で気持ちを保っていました。しかし、結局そのキリトの正体も兄だと分かってしまうという。悲しいなぁ…。レコンがもっとしっかりしてれば預けられるのに、という謎の親心が働いてしまいます笑。

今回、茅場晶彦の亡霊(?)が出てきました。そこで世界の種子がキリトに託されます。これによって、VRMMOが安価に民間でも手掛けられるようになる等広がっていきます。まぁ普通に考えたら、SAO、ALOと立て続けに事件が起きたら、このハードは廃れていくべきなんでしょうが。川原さんとしても、今後の物語展開の種を蒔いたとも言えそうです。今作のALOは、SAOのデスゲームに比べると少し手緩い立ち位置にはなりますが、あとがきにあるように、単純なパーティプレイなどの面白さを出したようですね。

あとは、須郷の執念に驚きました。ゲーム内で屈辱を味わったのちに、現実でキリトを待ち伏せして実力行使という。本当は、ナイフよりも拳銃だったら確実性が上がってたんでしょうけどね…(銃の世界は次回の話である)。

おわりに

SAOPの映画を観てから、SAOの原作を読み始めて4巻まで来ました。まだまだ最新の26巻迄は遠いなーという感じです。次回からは、これまでと一風変わった、迷走あるいは暴走とも表現されるストーリーに入っていきます!

2021.12.2