こんばんは、心和です。
こちらのブログ、一応週2回の投稿を目標にスタートしました。そして、今のところそれ以上のペースで何とか続けられてます。まぁ、よく考えたら月10冊ラノベを読んで、感想書くだけでも3日に1度≒週2のペースとなるんですね。因みに、今月の読破冊数は17冊フィニッシュとなりそうです(今月の購入冊数は11冊)。世の中には無数に(ラノベだけでも)本は溢れてるので、やる気さえあれば半永久的にブログは続けられる訳ですね。
さて、今回は昨日に引き続き、第17回MF文庫Jライトノベル新人賞から、《審査員特別賞》受賞の「問一、永遠の愛を証明せよ。」の感想を残していきます。今作の表紙の可愛さ、タイトルの何というか物々しさに惹かれて購入しました。
異能が絡む頭脳ゲームラブコメという立ち位置の今作ですが、ヒロイン達がみんな可愛く、物語としても整合性があったので、面白かったです。
あらすじ
結果より過程を大事にする傑は、冒頭で彼女である朱鷺羽美凪に別れを告げられてしまう。傷心の傑だったが、美凪の妹・凪沙に励まされ、その上何度も告白をされるように。次第に凪沙を好きになる傑だったが、美凪への思いを清算出来ていなかったため断り続けていた。
そんな時、おくぴど様の恋愛成就の噂話に巻き込まれ、『コクハクカルテット』なるゲームに参加することに__
コクハクカルテットのルールについて
・参加者は4名、開催期間は3週間
・参加者はランダムスキルと切り札1つずつ得る
・勝者(ターゲットとのカップルが成立した時)は、2人は永遠の愛で結ばれる
・敗者は、ターゲットとの記憶が消滅する
傑の目的
傑は、永遠の愛を信じていないし、強制的にそうもなりたくない。その為、凪沙を好きであってもゲーム内で凪沙からの告白を受ける事は出来ない。かと言って、凪沙はターゲットを傑にしている為、凪沙が敗者になると2人の記憶が消えてしまう。そこで、傑は切り札「負け犬」によって凪沙のターゲットを変更した上で、他の参加者が勝者になるように画策する。
感想
この作品の良いところは、前書きにも示したようにヒロインの可愛さと物語の整合性だと思います。
まず主張させていただきますと、ハーレムものは、主人公にそうなるだけの理由があって欲しいというのが僕の思いです。何の取り柄もないのに周りから好かれて、女子からの好意を疑似体験させるだけだと興醒めするためです。リゼロのスバルやシュタゲのオカリンなんかは、大分キツい思いをしながらも現実に抗おうとする姿勢に胸を打たれますし、禁書目録の上条なんかも、他人の為に自分を抛つ強さがありますよね。今作で言うと、まだ1巻のみなので判断は難しいですが、生理的嫌悪感は感じなかったです。過程を大事にする性格が折れなかった部分が良かったのかも知れません。そこは、上手くゲームバランスも出来ていたという点もあると思います。
閑話休題。傑がゲーム内で持つことになった、キスをされたら相手の言うことを1つ聞くというスキルの為、ヒロインが積極的になる訳で、そこが良かったですね。凪沙のです口調良い。青ヶ島さん可愛い。あとは、口絵の玄岩さんを見て欲しい。
物語の整合性については、前述の傑の思考の一貫性だったり、全知のスキルや時間停止のスキル等ゲームバランスも難しい中での、しっかり矛盾を先回りする会話だったりが良かったと思います。
おわりに
続刊が来年春に出るとのことで、コクハクカルテット自体は終わってるので、次回その縛りが無くなった上でどう展開していくのか楽しみです。
でたらめちゃんより、断然面白かったなー笑。
2021.11.28