心和のラノベ感想

1ヶ月15冊読了目標!

ソードアート・オンライン2 感想

 

ソードアート・オンライン2


こんにちは、心和です。

突然ですが、皆さんは死について考えたことはありますか?僕は、ふとした時に「死んだらどうなるんだろう。」と思うことがあります。と、同時に少し怖くなって、やっぱり分かんねぇなと思考停止させてしまいます。死者は語らないので、知りうるべくもないのですが、天国と地獄というのが一応通説とはなっていますね。記憶を引き継いだまま、満足が行くまでもう一度人生をやり直す、または記憶を引き継いだまま転生する、みたいなのも良いなと思いますが、これはアニメ漫画ラノベの見過ぎでしょうか笑。

「『人生は神ゲー』だのという有名な文章があるが俺から言わせればそんなの嘘だ。」という文言から始まるラノベ作品があります。人生はゲームにも例えられるし、ゲームを人生にも譬えられる。SAOで言えば、リソースの奪い合いなんかも現実と何ら変わらないですよね…、強者が正義なんです。

さて、少し前置きが長くなりましたが、今回はSAO2巻です。副題がアインクラッドですが、前回の続きではなく、開始からクリアまでの間のサブストーリーが4編という構成になっています。要は、キリトハーレムの足掛かり、サブヒロイン特集です。

あらすじ

シリカ

SAO内ではごく稀に、モンスターを手懐け、使い魔とするビーストテイマーが存在した。シリカは、ピナという種族名〈フェザーリドラ〉を擁する一人だった。しかし、ある一時の判断ミスでピナを見殺しにしてしまう。そこに現れたキリトは、使い魔を復活させるクエストがある事をシリカに伝える。

リズベット

鍛冶屋を営むリズベット(リズ)は、素敵な出会いを望んでいた。そんな時、ふらりと店に現れたキリトは色々好き勝手し、終いには二人で素材回収クエストに向かうことに。キリトに対し、最初の印象は良くはなかったものの、リズはクエストを通してキリトへの想いを募らせていく。

〜ユイ〜

第22層でのんびり暮らしていたキリトとアスナ。ある時、森の中に幽霊が出るとの噂を聞きつけ二人でその地点へ向かう。すると、少女が現れる。驚くアスナであったが、プレイヤーでもNPCでも無いと見えるその少女が突然倒れたことから二人は家へと連れ帰ることに。

〜サチ〜

キリトは、一度パーティに参加し、自分を偽ったが為に壊滅させてしまった《月夜の黒猫団》のメンバー、特にサチに対し、深く後悔していた。ゲーム内時間がクリスマスを迎ようとしていた頃、聖夜に死者を生き返らせるアイテムを出すモンスターが出現するとの噂が出回り、キリトは死に物狂いで準備を進める。サチがキリトに対して抱いていた想いとは。

感想

1つずつ見ていきますが、まずリズの話とサチの話がとても良かった!というのだけ言わせてもらいます。

シリカの話では、キリトの妹について少し明かされます。祖父が厳しい人で兄妹に剣道を習わせたと。それで、キリトは途中で投げ出してしまったものの、妹の直葉はしっかり続けて強くなった。キリトは、自分が辞めたことで妹の進路を狭めてしまった負い目があって、現実では避けているのだと。そんなキリトをシリカは励まし、一方でキリトは妹に似てるからという理由で、シリカを助ける。帯にも書かれているこのセリフですが、物語の中で、実はこの理由は建前だと分かるという笑。

リズの話は、恋愛絡みです。恋愛は甘酸っぱいと表現されることがありますが、まさにそれだなぁと思いました。キリトには、正妻アスナがいるのでしょうがないんですが、叶わぬ(敵わぬ)恋だと察するシーンの切なさがもう…。僕は、今までの傾向から負けヒロインを好いてしまう事が多くて…これも今度語りましょうかね…。

ユイの話について。これは、少しイレギュラーな話です。ある意味、AIは感情を持つのかというテーゼでもあります。ま、あのあまり言うことないので、親子プレイが見たければどうぞ、みたいな。雑ですみません。

サチの話は、キリト救済の話でもあります。キリトが良い人だったからこそ起こった出来事でもあり、キリトが(精神的に)弱かったからこそ起きてしまった出来事でもある。絶対死なないとか絶対守るとかは正ルート以外は全てフラグなんですよ。ただ、最後のサチの独白が本当に鳥肌立ちましたね、いい意味で。やはり、サチはキリトに並々ならぬ気持ちを持っていたんだと思います。今回得るべき教訓は、強者であること、情報をしっかり持って事に当たること、ですかね。

さいごに

ここ最近、色々と後回しにしてしまっている気がしますが、いつやるんでしょう…僕にも分かりません。それでは、また次回!

2021.11.21