心和のラノベ感想

1ヶ月15冊読了目標!

どうか俺を放っておいてくれ2 感想

どうか俺を放っておいてくれ2


さて今回は、先週の金曜日(11/12)にGA文庫から発売の「どうか俺を放っておいてくれ2」を紹介していきます。実は、個人的に最近のラノベ弱キャラ友崎くん、義妹生活と並んで推しているタイトルになります!第13回GA文庫大賞《ガンガンGA特別賞》作品のため金帯だったこと、伏見つかささんの推薦コメントもあったため、1巻を購入したという経緯です。1巻の終わりがしっかり続刊がありそうな終わり方だったので、この4ヶ月待ってましたという感じです。

にしても、この作品の略称って何なんだろう…

あらすじ

星ヶ崎から家に呼ばれた七村。人生初の女子の家に行くというイベントに感慨深いものを感じるが、どうやら兄の紹介のようで…?!

また、クラスで除け者扱いの七村に、前回の一件のこともあり積極的に交流してくる星ヶ崎は、その行動によって友人との関係がギクシャクし始める。それでも、今までの自分を変えたいと思い、本音と建前に葛藤しつつも前に進んでいく。

感想

今回も面白かったです。星ヶ崎さんが可愛かったなと。表紙が良いですよね、まぁ今回は星ヶ崎にスポットが当たってるんだから、背表紙もそうすりゃ良いんでしょうけど…。

今作の良いところは、タイムリープしていることにちゃんと意味がある所だと思います。七村の一周目の高校生活では、星ヶ崎は不登校に陥ってしまうということになっています。ですが、二周目では実はラノベ好きなことを、上手く隠しつつ伝える事は伝えてという風に立ち回るという成長を見せています。逆に、上手く立ち回ったからこそ一周目以上に懐いてしまう友人なんかも出てきたり。

ぼっちの七村視点で物語は進行しますが、この描写がひねくれ度も含めてとてもラノベらしい。好き嫌いが分かれる所かも知れないが、僕は今作のようなコテコテなラノベ的文章は好みです。作者のラノベ好きも伝わってきます。

今回の話って、七村と花見辻との関係、七村と星ヶ崎との関係それぞれの周りの誤解を解く話なんですが、学校のイベント事ってあんまりないんですよね。この些細な出来事だけで、会話の流れだけで物語を一冊分作れてしまうのが凄いなぁとも思います。

さいごに

次回は、夏休みの話になりそうです。2巻にして、七村は周囲から良い奴認定をされ始め、さらにクラスLINEに入ることも達成した訳で、タイトル詐欺感が出てきましたよ笑 ただ、面白かったのは事実なので次巻が出たら継続して買おうと思います。次は店舗特典付けて欲しいなー…

2021.11.15