こんばんは、心和です。
今回レビューするのは、ロシデレの2巻です。表紙の吹き出し一瞬Kyotoかと思った笑。1巻を読んでから、Amazonのレビュー等も一通り見てみました。普段は、ああいったサイトのレビューは極端な意見とかが多いので、若干薄めて読んでるんですが、今回ばかりは評価低めの否定的なコメントに対して共感できる部分が多かったなぁと思いました。1巻のレビュー記事でもボソッとぼやきましたが、何でこんなに売れたんだろうな、と。いやしかし、2巻から面白くなるのではということで…見ていきましょう。
あらすじ
アーリャを生徒会長にする道を選んだ政近。一方で、有希がパートナーに選んだのは周防家の使用人でもある君嶋綾乃だった。そんな中、アーリャ達に討論会を申し込んできたのは、中学時代に生徒会長の座を争った谷山沙也加という人物。何やら、アーリャに対して因縁があるようで…
という訳で、今回は生徒会関連が話題の中心でした。
感想
今巻は新キャラが多数登場しました。君嶋綾乃は、祖父母の影響で使用人に憧れて、無口無愛想という少し間違った方向に育ってしまった少女。有希と政近に対しては並々ならぬ忠誠心があるみたいですね。副会長の更科茅咲は大雑把な姉御肌という感じ。多分現実に居たら嫌なタイプでしょうか。そして、前述の谷山沙也加はクールな社長令嬢。それと、谷山の相方で交友範囲の広いモデルでギャルの宮前乃々亜。人脈広いって最強の武器では。まぁでも、妹が1番キャラ濃いんですがね…
アーリャと政近の関係ですが、何かアーリャのポンコツ化と政近の評価鰻登り感が凄いです。なんだかなぁ。この学園、超頭良い人ばかりな筈ですし、生徒会に居続けるのは難しいみたいな話だったんですが、そういった部分が破綻してるような気がします。結局、谷山さんがアーリャに対戦をふっかけてきた理由は、中学時代の有希と政近のペアを崇拝していたため、政近がアーリャに乗り換えた事に対する怒りだったと明かされます。完全なる噛ませ犬に成り果ててる谷山さんなんですが…行動が阿呆過ぎませんかね。
あと、ちょっとよく分からなかったのは、135ページ辺りの部分の文章。政近がアーリャを支持することで、結果的に有希と対立する事になって、祖父の機嫌を損ねる事の弊害が有希に及ぶというところ。理由は不明だが、政近は家を出て部外者となったのであれば、政近の動向など我関せずの筈だろうし、怒りの矛先が現跡継ぎの有希にいくってのも謎でした。
唯一良かったなと思えた点は、アーリャとファミレスに行った際の間接キスの件でのデレでした。
さいごに
漫画と違って、ライトノベルなのでアーリャのデレだけでは物語にならないってのは分かるんですが、個人的には納得のいかない部分を抱えたまま読み進めるのは少し苦痛に感じました。
Amazonのレビューに、ロシア語の必要ないのでは?という意見を見つけて確かになって思ってしまいました。ま、フィギュアスケートの選手なんか見ても色白で手足が長い人多いですからね、ヒロイン適正は抜群かも知れません。それに、上坂すみれさんの宣伝を受けられたってのも大きいでしょうね。それにしても、もう少しロシアネタとかロシア語の勉強になったりするとより没入出来るのかなと思います。
後日、自分が思う良いラノベ(アニメ)の条件みたいな記事を出そうと思います。3巻買うか微妙なところだなぁ…
2021.11.12